今日のテーマ
トップセールスが陥る営業燃え尽き症候群
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日はトップセールスの燃え尽き症候群ということで、ご相談を、社会人2年目の方からいただきましたのでお答えさせていただこうと思っています。悩ましいですよね。ベンチャー企業でWeb広告の営業をしていました。半年で同期1位になれました。後半半年についてはなかなかモチベーションが上がらず今つらいです。転職すべきなのか職種を変えるべきなのか、どうすればいいのか悩んでいます、というご相談をいただきましたので、こちらについて今日は解説をさせていただこうと思っております。
ただこれはめちゃくちゃ気持ちがわかるんですよね。わたしも燃え尽き気味だったのは社会人1年目の第4四半期ですね。なので年が明けて1月から3月ですよ、1年目の時の。そのときはもう第3クオーターとかで私は四半期のトップになったんですよね。だったんで、正直またこの3か月同じことをやるのかみたいなこと、まったく同じような悩みを持ったこともあったので、ちょっと自分の経験も踏まえながら今日はアドバイスをさせてもらえればと思っております。
現状は燃え尽き症候群になっている
現状は燃え尽き症候群ですよ。冒頭のタイトルでも燃え尽き症候群という言い方をさせてもらいましたが、まさに燃え尽きた、やり切ったとモチベーションが上がりません、やる気がありませんということなんですが、もう燃え尽き症候群の特徴みたいなところで考えていくと、モチベーション上がらないとか周囲との会話が減ったとか、あとは表情が暗く笑顔がなくなった、活力がないんで暗いという話だったりとか、体調を崩しがち。やっぱり体調って気持ちにも依存するんですよね。
気持ちが乗っていないとか、心がやる気になっていないみたいなときはどうしても体調を崩しがちとか、営業自体がつらい、出社自体がつらくなるみたいな形で、私が、さっきのところとズレちゃうんですが、社会人3年目か4年目の時に会社に行けない時があって、布団から金縛りみたいに動けなくなっちゃったときとかもあるんですよね。
これは完全に燃え尽きていたなあみたいなときなんですが、こういうこととかがもし起こっているのであれば、一回ちょっと待って、鬱傾向もあると思うので、そういった部分はどう働くかだけではなくて、ちょっと精神科だったり病院の方を活用するみたいなことも必要になってくるかもしれないですけど、ちょっと病院とかの話は置いといて燃え尽き症候群を改めてどうやって乗り越えていきましょうか、働き方から見直していきませんか、ということをお伝えできればと思うのですが、
とりあえず転職するでは、また早期で退職をする
よくある解決策ですが転職する、これは危険。とりあえず転職しましたみたいな動きをしてしまうと、結局これはまた同じことを繰り返してしまう可能性が高いと思います。今回ご相談いただいた方でいけばポテンシャルは高いと思うんですよね、営業トップになれてるので。ポテンシャルが高くて能力が高いけど成果を出しちゃった後はまた落ちるみたいなことが起こるのであれば、結果転職を何度も何度も繰り返してしまうみたいな状況になってしまうので、結局キャリアが積まれていかないんですよね。
いろんなことができるようになりました、ただいろんなことができるから専門家になっていませんみたいな状況になってしまうので、今その状況を積んでいく、やっていくということが本当に得策なのかという視点で考えると今そういう動きはしないでいただきたいな。
転職すること自体は悪ではないです。転職してもいいと思います。ただとりあえずちょっと今の状況、モチベーションが上がらないから転職します、みたいな動き方は危険なのでやめていただいたほうがいいかなというところですね。
燃え尽きてしまった理由1 営業で1番になることが目標だった
じゃあどう考えていけばいいのかなんですが、そもそも燃え尽き症候群、燃え尽きてしまった理由を考えましょうなんですが、今回ご相談いただいた内容から考えると、営業で一番になることが目標で一番になれちゃったから燃え尽きてしまった、なので結果一番になったということで、目標がなくなってしまった、ここに尽きると思うんですよね。
社会人2年目でどう働くか、どういうキャリアを描くのかって想像しきれないと思うんですよ。ましてや今回コロナみたいな形で世の中全体がガラッと変わりました。そもそも5年とか10年先を考える必要があるんですか、というのが当然あると思います。ただ自分が将来的にどうなりたいのか、何をやりたいのか、というのは1年働いてみた中で、結構見えてくるものとかもあると思うんですよね。その目線で考えたときに、1年後とりあえずどうなっていたいのかとか、せめて2年後どうなっていたのかみたいな目線で考えたときに、今の自分の働き方っていうのは適切なのかどうかというのを考えましょうということです。
目標がないときの対処法 キャリア設計
なので今の状況というのはとりあえず目の前の仕事で頑張って成果を出す、そこが目標になっていた、ただそれをやってしまって、やれたので、やりきってしまったので目標がなくなってしまった、じゃあ新しく目標を立てるしかないわけですよ。じゃあ新しく目標を立てましょう、と思ったときにキャリア設計がちゃんとできていますか、ということをですね。
なので転職してもいいと思います。先ほどお伝えした通りなのですが、転職をするにあたっては次の転職で何を、何のために転職するのかですよ。今の会社が嫌だから逃げますみたいな形、それは選択肢としては別にありなんですよ。憂鬱に、鬱になってしまっていて、仕事ができません、モチベーションも上がらないし、この状況をだらだら続けるのも嫌なので会社買えます、その選択はいいと思います。ただまだ今の会社にいれるみたいなことが状況として作れるのであれば、もう一度、今一度、自分のキャリアについて見直していただく、改めて何をしたいんだろう、というのを考えていただいた方がいいと思います。
キャリア設計ってちょっと重い話になっちゃうんですが、もっと楽に考えてもいいんですよ。来年自分は何をしていたいんだとか、将来的に自分ってずっと営業をしていたいんだっけとか、自分はマーケターになりたいなみたいなことを思ったときに、今の仕事をやり続けるという選択が正しいのかどうか、というのを一度考えましょうね、ということですね。
じゃあほかのことをチャレンジしておいた方がいいよね、とかそういう目線があるのであれば、ちょっと違う仕事について調べてみる、転職活動というのはいきなり転職するわけじゃなくて、ほかの転職市場というか、ほかの会社が今採用条件はどうなっているのかとか、どんな採用をしているのかを調べるのも立派な転職活動なので、転職活動=転職じゃないですよね。転職活動=マーケットを知るという形で転職マーケットを知るということも立派な転職活動ですね。ぜひまずそこをやっていただきたいなというのが一つです。
燃え尽きてしまった理由2 頑張った割に評価されなかった
燃え尽きてしまった理由はもう1個あると思っていて、私はここだったんですけど頑張った割に評価されていないじゃないか、という問題ですよ。
この評価というのは誰がするのか、上司や会社、上司や会社が評価というのはどういうものになるのか、報酬であったり出世であったり、そういった形ですよね。お金であったりポジションであったり、そういった結果を出した分だけ責任や役割ですとか、見返り、報酬をくださいね、ということが思ったよりくれなかったということであったりとか、後はお客さんからの評価ですよ。要はお客さんから、頑張って成果を納品したし、手伝いもできたのに、お客さんからありがとうの一言も言われなかった、これがどうなのかという目線もあるんですけど、ただ人によってはありがとうの言葉を欲しいから頑張っているという働き方をしている人もいるわけですよ。
それを聞いて否定するわけではないですし、そういう働き方も全然ありだと思います。ただ自分が頑張っている割に、そういった相手のリアクション、反応がなかったら当然やる気が落ちますよね、というのがこういうことなので、報酬がなかった、いろんな目線の報酬ってありますよね、
後は頑張った割に、なんか自分が成長している実感が持てなかった、それもまさに報酬です。報酬っていうのは別にお金だけじゃなくて、見合った対価であったりとか成長とか、自分が欲しいものを手に入れられているかどうかという話なので、それが手に入れられてなかったら頑張ろうという気持ちを持ち続けるのは無理ですよねというのが今の状況ではないかというところでございます。
活動量>報酬
結局この燃え尽きてしまった理由というのを式に表すとこれなんですよ。活動量の方が報酬よりも多すぎちゃったから、もう無理、私やっていられないという話なので、ここのバランスを取りましょうね。
今この状況なのであれば、報酬を上げる、ここを=に持っていく必要がありますよね、ということです。
見合った報酬が燃えらなかったときの対処法 社内交渉or 転職・独立
じゃあ、見合った報酬をもらうために何をすべきか、なんですが、一つは社内交渉です。給料を上げてくれはまさに一つですし、ポジションを上げてくれでもそうですし、例えば職種を変えてみるみたいなこと、これでもいいと思います。
要は自分が今の会社に居続けるという選択をするのであれば、それに見合った報酬をもらえるように交渉しましょうねということですね。当然交渉が決裂したら転職しますでもいいわけです。なので目線として持っていただきたいのは会社から言われた条件で働くことだけが正義ではない、自分がそこでもっと頑張れるとか、交渉をしてその交渉したものをくれるとなったら、より一層責任が増すわけですから、それに見合った分だけ頑張りたいと思えるのであれば、どんどん交渉した方がいいですよねというのが一つの目線です。
もう一方の目線で考えた時には、今いる会社は見合った報酬をくれない、見合った報酬が生まれる可能性がないみたいなことで考えるのであれば、転職をするとか独立をするという目線もありだとは思います。
ただ漠然と成長できている実感がない、成長できない気がするみたいな、これはよくある話なのですが、成長ってなんなのという定義をちゃんと持っていないまま転職をしてしまうとか独立をしちゃうとか、社内交渉するみたいな形だと結局報酬の定義が決まっていない中で次のアクションを取ろうとしても、動き自体が定まらないはずなんですよね。なので直近でどんな報酬が欲しいのか、報酬はさっきお話しした通りでお金だけではなくて、成長しているか、身に着けたいスキルとか、そういったものを含めて直近で何を得たいのか、また将来的に何を得たいのか、そういったところのバランスを取ったうえで、今自分が欲しいものであったりとか、自分が今やらなければいけないものをちゃんと固めていきましょう、決めていきましょう。
そのうえで会社に残ることが得策なのか、それとも違った会社に行くのか、それとも自分でやった方がいいのかみたいなことを考えていただく必要がありますよね、というのがここで考えなければいけないことで、やった分はそれ以上の報酬を上げてくれる、もしくは上げてくれる環境を探しましょう、作りましょうというのがここでお話ししたいポイントでございます。
燃え尽きてしまった理由3 活動量↓>報酬
もう一方の目線で考えた時には報酬はもう上げなくてもいいです、ただ報酬の方が少ないのであれば、それはそれに見合った分だけ活動量を下げますという方法もやり方としてはありますよね、ということでございます。
活動量をセーブしましょうね、活動量を仮にセーブしてもいいよ、今の状況でいけば嫌でも活動量がセーブされてしまっている方もいると思うんですが、そういったただ1年会社にいたということはある程度その会社のポジションであったり権限みたいなところも出てきているはずなので、その目線で考えたときに、また転職をして0ベースで自分の会社でのポジションを作っていくみたいなことが本当に得策なのか、みたいなことを考えていただく必要があるかなというところでございます。
今の会社にいればある程度裁量が残っている、裁量が作れている状況で改めてどうすべきなのかという目線を持っていただいて、じゃあその空いた時間であったり作れた時間で副業をしてみるとか、次のキャリアに向けた準備をしてみるとか、後はプライベートを充実させるとか、そういったバランスを取りながら改めて自分の目標を作ったりとか、自分がどこを目指すのか、みたいなことを考えていただく必要があるのかなというところが今日お伝えしたい内容というところでございます。
とにかく今やっちゃいけないことというのはとりあえず転職をしてその場をしのごうという発想をしない方がいいかなというところです。もしもう少し会社にいれる、もうちょい頑張れますみたいな状況なのであれば、一度自分のキャリアを見直していただいたりとか、自分が何に時間を使いたいのか、みたいなことを考えていただいたうえで、それの上で転職をするのは全然OKだと思います。または独立するでもいいと思います。会社に残るでもいいと思います。自分がなぜ次の選択をするのか、ということに対して理由を持った形で納得のいく選択をしてほしいなということで今日はこんなお話をさせていただきました。