今日のテーマ
会社に依存しない働き方をするために(昔の私はこうでした)
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日はいつも心に退職届、ということをテーマにお伝えしていきたいと思っているのですが、ちょっと私の話を、昔の話、私の経験の話をさせていただければと思うのですが、私は新卒で入った会社がめちゃくちゃ好きだったんです。
新卒で入った会社はめちゃくちゃ好きだった
というのも内定者の時で、学生で就職活動をしていた時に、実は1回内定、選考辞退をしていたんです。なんで当時で行くと6次選考、7次選考ぐらいの、めちゃくちゃ選考が長かったのですが、最終選考前で辞退をしているんです。なで辞退したかというと、その手前で大本命だったコンサル会社から内定をもらったからなんです。なのでコンサル会社から内定をもらったんで、最後にこの会社に決めたんで、選考辞退をさせていただきます、と会社を実は1回辞めています。辞めてというか選考を辞退しています。なんですけど、最終的になんでその会社に入っているかというと出戻ったわけです。というのもコンサル会社は実は1週間のインターンがあったわけです。就業体験をということでインターンで職場に行かせてもらったのですが、そこの職場で見てしまったのが職場で寝ている人とか、すごくつまらなそうに仕事をしている人たちがたくさんあふれている職場に一週間いたわけです。もう、俺はこんな組織にいたらやっていられないわ、みたいなことを当時感じてしまったがために、内定を辞退させていただいたということでございました。
では内定を辞退して次はどこに行こうかなと思ったときに、やっぱりあの会社が一番楽しそうに働いている人が一番多かったな、という風に思ったわけです。選考辞退するときに、けっこういろいろな社員の方が私と会ってくれて、たぶんOB訪問みたいな形で、たぶん10人以上当時の同期で行けば私が一番会っていたと思います。社員の人に会っていたというよりも会わされていたみたいな感じなんですけど、ありがたいことに口説いてもらったという感じでした。
そういうこともあったので、あああの会社の人ならやっぱりよかったかもしれないな、と思ってもう1回選考を受けさせてもらえませんかと言って、当時メンターをしてくれた方に電話をして、新橋のルノアールに行って、2時間ぐらい、今回は本気なのか?いや、本気です。本当に今回やる気だったら俺が何とか口をきいてやる、ありがとうございます。私は一次選考からでもいいと思っているので、もう一度是非チャンスをいただければと思います、みたいなことを2時間こってり話をさせてもらって、選考のチャンスをもらって、その時は最終選考からでいいよということで、最終選考から受けさせてもらって、笹田が帰ってきたみたいな形でありがたいことにチャンスをいただいたのですが、そんな会社は立ったので、当然新卒で入った会社は大好きだったんです。
いろいろな人に会って自分が世界を狭くしていることに気付いた
でもその会社で骨を埋めるつもりというか、起業したいという気持ちもあったのですが、社内ベンチャーとかも結構多かったので、基本的にその会社でずっと席があって、何かしらポジションであったり役職であったりそれこそ社内ベンチャーで自分で事業を起こすぞみたいなことを思っていた会社だったんですけど最終的に辞めているわけです。
今独立して会社を興しているんで、全然関係なく、完全に関係なく、今その会社は出禁なので、その会社を辞めると全員出禁になるのでもう誰も入れなくなるんですけど、そんな会社だったわけです。1年目、2年目はずっとその会社で頑張るぞ、頑張るぞと頑張ってきたのですが、サイボーグと言われながらもう日々終電、徹夜みたいなことをずっとやってきたのですが、3年目になったときに、本当に社内ベンチャーを任せてもらったわけです。元々立ち上がっていた部署だったのですが、部署というか会社だったんですけれど、なかなかうまくいっていないということで、営業のトップのやつを入れれば売り上げが立つだろうみたいなことで、私がジョインさせてもらった、いろいろな権限だとかやりたいことをどんどんやらせてもらったのですが、そのタイミングでいろんな人に会う機会が出来たんです。
社内ベンチャーの事業部長というポジションだったのですが、タイアップだったり提携みたいなこととかも結構いろいろ仕掛けたいなと思ったのでいろいろな人に会ったんです。その時にいろんな人に会ったときに、フリーランスの人とか個人でやっている人とか、本当に副業の走りみたいな時だったんですけど、そういう仕事をしている人たちにたくさん出会ったときに、なんで自分は会社に変に縛られているんだろうみたいなことを思ったのが、社会人3年目社内ベンチャーにジョインしていろんな人にアライアンスの相談だったり事業提携みたいな話をさせてもらうようになって、会社という枠組みで勝手に世界を狭くしているのは自分だったなということに気付けたのが、実は社内ベンチャーを立ち上げたときに私の一番大きな気付きだったというか、その経験があって今があると思っているぐらいカルチャーショックだったわけです。
退職願はいつも胸ポケットに入っているみたいな気持ちで働かないと、会社に搾取されて終わってしまう
その時からずっと言っていることが、私のキャリア相談だったり転職の相談とかをもらったり、若い子というか、新卒1年目、2,3年目の人たちに相談をいただいたときに、何を言っているかというと、辞める辞めないはどうでもいいんだけど、まずは自分が今の会社をいつでも辞めれる状況や環境であったり心づもりが出ているかという話をさせてもらっています。退職願はいつも胸ポケットに入っているみたいな気持ちで働いておかないと、いつまでたっても会社に搾取されて終わってしまうよ、ということを口うるさく言わせてもらうようになったんです。
昔の私で行けば、本当に自給換算したら数百円だったか、数十円だったかぐらいの激務をしていたわけです。お金だけを見てしまえば全然報酬としては釣り合わないだろうみたいな、こんだけ売ってんだぞ、今こんだけ売り上げを上げているのに、なんでこんなに小さいんだ、給料が、みたいなぐらいのことを思ったのが当時だったのですが、それでも今は給料が少ないけれど頑張っていけば出世もさせてもらってベンチャーも任せてもらって、給料も上がるだろうみたいなことを思っていたわけです。
ただ組織としてそういう目線が外部の人に話をしたり外部の人の色々な働き方とかを見ていったときにこれじゃあまずいな、もっと年収を上げる方法はいくらでもあるなみたいなことを思ったタイミングがその時で、その時思ったのがいつでも会社を辞められる準備をしておかないと、いつまでたっても会社の言いなりから卒業できないな、要は会社に生活のすべてを依存してしまっている状態だと、もう文句が言えないわけです。それはそうですよね。辞めた瞬間に自分の生活が路頭に迷うなみたいな状況になってしまっていれば、当然やめるという選択肢を持つことが出来ないとか、あくまでその組織の中でよいポジションを作っていく、評価をしてもらえるような働き方を自分で作っていかなきゃいけないという状況になってしまう、これがおかしいということに気付いたわけです。
今このご時世で行けば、副業はどんどんOKになっています、フリーランスも増えています、そんなご時世なので、働き方の自由度という選択肢が増えているわけです。そのような当時の私の、5年前、6年前の時でもそういう人たちが徐々に生まれてきたタイミングではあったので、そういう目線で見たときにいつでも辞められる、要は今回のタイトルのところにも書かせてもらったのですが、いつでも心には退職願、退職届を出せる準備をしておかなければいけないということです。
社会人3年目、4年目、ずっとその会社にいたんですけど、いつでも俺はやめてやるぞという気持ちは持っていました。辞めても何とかなるだろうという気持ちもあったから、けっこう会社に言えるようになったんです。進言したりとかこれはおかしいですとか、これはやりたくないとか、それこそ今忘年会が流行っていますけど忘年会とか飲み会に行かないとか、社長の話が詰まらなかったら表情に出るとか、本当に当時の会社というのはワンマン社長の会社だったんで、もう社長は神様みたいな形で全部うつっていたんです。もう常になんかありがたい言葉をいただいたら、みんなメモ帳をどんな席でもメモ帳を出してとにかく何かあったら拍手をするみたいなこととかも、不毛やな、みたいなことを思っても飲み会にどんどん行かなくなる、それが正しいと言わないです。それは正しいとは言わないですけど、そうやって自分で選べるようになったというのはいつでも会社を辞めてやる、辞められるぞという心づもりと準備ができるようになったからだなというのは当時を振り返ったときに思うことです。
会社を辞めなくても自分にしかできないことや自分が会社の外でも何かできることを作る準備をしておく
なので今日の動画が、いつでも会社を辞められますよ、みたいなことをあおったりとか、今の会社をすぐに辞めたほうがいいよと言いたいわけではなくて、いつでも辞めれる準備だったり環境であったり仕組みであったり、人脈作りであったりということは準備をしておかないと、いつまでも会社にとって搾取されるだけで終わっちゃうよ、言いなりにならざるを得なくなってしまいますよということをぜひ少しでも感じていただいて、要はリスクヘッジをしておきましょうということです。
このご時世で、すぐ会社はつぶれるわけです。終身雇用できませんということが大企業ですらも言っている時代なので、自分で自分の生活であったり、自分の身を守らなければいけない、家族を見守らなければいけないといったときに、会社に依存していることがどれだけリスクが大きいか、怖いことかということをぜひ感じていただいて、ぜひ自分にしかできないことや自分が会社の外でも何かできることというのを作っていく準備をしていただくことが大事かなと思っておりますので、いつでも退職願、退職届が出せる準備をしていただいて、それが結果として辞めなくてもいいわけです。辞めなかったとしてもそうやって準備をしてきたこと、取り組んできたことは本業でも絶対に生きてくるので、そういった経験や取り組みは価値があると思います。
実は私もそうでした。ずっと営業をしてきて、飛び込みテレアポしかやっていなかったのが、外に出てマーケティングの目線を学ぶことによって営業の効率化がいまにもつながっているので、それを外に出て何かをするというのは本業にも絶対に活きますので、ぜひ自分の中でもそういったものを見つけていただく、会社に依存しない働き方、生き方ができるような準備をしていただくということをしていただきたいなというところが、今日お伝えしたいなと思ったところでございました。ぜひ2019年はもうすぐ終わりますが2020年、そんな働き方ができる人が一人でも多く増えたらうれしいなということで今日はこんな動画を撮らせていただきました。