今日のテーマ
社長と仲が悪い役員への営業方法
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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社長と仲が悪い役員への営業方法と言うことで、複雑なパターンですが、ご相談をいただいております。
社長とはつながりがありますが、あまり社長とは仲が良くない決裁権のある専務が管轄の事業へのアプローチ方法について悩んでいますということでご相談をいただきました。
一番のポイントは提案内容の決裁権が誰にあるか
悩み深いところではありますが、ここで一番のポイント、考えなければいけないポイントは決裁権がどこにあるかということです。提案内容における決裁権が誰に属しているのかということで当然社長には決裁権がありますということであれば社長が最優先になりますが、今回で行けば専務のほうに決裁権があるので、基本的にはまず決裁権のある人にしっかりアプローチしていくのが大前提になるかなと思います。
専務の方が社長に対して「見返したい」「自分をアピールしたい」ならその気持ちに賛同しながら応援をする
ただそのうえでその人間関係をごちゃごちゃにしてしまわないようにするという、通常の提案ではまだ難しい難題が入ってくるのですが、今回の部分で行けば繰り返しですが決裁権のある専務にまずアプローチをする、ただその専務の方が社長に対してどう思っているかと言うところが次のポイントになってくるかなと思います。例えば専務の方が社長に対して見返したいとか、自分の成績や成果をアピールしたいと思っているのであれば、その気持ちに賛同しながら応援をしていく、共通の敵を作ると仲良くなりやすいという心理があるのですが、そこをうまく活用しながら絶対社長を見返してあげましょうみたいなところからコミュニケーションをとっていく、みたいなことは一つの方法だと思います。
「実は仲良くやりたい」「もっと色々相談をしたい」ということであればその架け橋になってあげる
一方で実は仲良くなりたいとか、もっといろいろ相談したいのだけれど社長が聞いてくれない、みたいな不満が溜まっている場合で行けば、その間の懸け橋になってあげるということも営業の一つの立ちまわり方です。結局、社長と専務取締役、専務という決裁権のある役員陣とのコミュニケーションになってくるので、要はどちらからも基本的には嫌われないようにしなければいけないという難しい状況かなと思います。
社内の潤滑油的な役割を担うと会社全体からの信頼を勝ち得ることが出来る
ただあくまで繰り返しなのですが、お互いがどんな関係をもっとめているのかみたいな形で、両方とのコミュニケーションが取れる立場でいるのであれば、そこはぜひ把握をしておいていただく必要はあるかなと思います。一方で反感を与えないようにするためには、お互いのアプローチ状況はちょっと伝えてあげるのもコミュニケーションのコツかなというところです。例えば専務といろいろ話をしていく中で、社長が最近専務とばっかり、みたいなことを思われてしまった逆もしかりです。そうならないように、一応先日社長とお茶させていただいて、とか、専務の方とお話しさせていただいたのですが、お話ありましたよみたいな形で、状況報告をしながらコミュニケーションを取っていくと双方に嫌われずにコミュニケーションの提案もできるのかなと思います。
まずその会社の中での潤滑油的な役割を担ってあげると、様々なところからその会社に頼られる存在になると思いますので、ぜひその点を意識していただきながらアプローチしてあげるといいんじゃないかなと思います。今日は社長と仲が悪い役員への営業方法と言うことで、間に入ってどういうコミュニケーションをとっていくか、その中で双方の潤滑油的な存在になることによって会社全体からの信頼を勝ち得ることが出来るチャンスでもあると思いますので是非参考にしていただければと思います。