今日のテーマ
残業がなくならない本当の理由
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日は残業は組織風土の問題、制度の問題じゃない、ということをお話していきたいと思います。今「残業学」という本が流行っています。残業について科学的に研究している書籍で、その中で書かれているのが「残業は集中、感染、遺伝する」ということです。残業は仕事ができる人に集中する、仕事が処理しきれなくなって残業が起こり、できる人が残業すると他の人は帰れなくなります。自分よりも頑張っている人、成果を出している人が残っているのに他の人が帰るとバツが悪いからです。結果、評価するポイントが残業していることが仕事をしていることにすり替わってしまっていて、残業する人を評価する組織や風土が生まれてしまっている、上司が残業するから部下も残業する、こういう悪しき循環が残業にはあります。わたしがいた会社もそうだったなということでした。
残業がなくなったとしても持ち帰り仕事が当たり前になってしまっている、みたいことが起こるので、残業は制度を変えて電気を消したとしても、結局そういう文化や風土が残ってしまうとどこかで仕事を続けるみたいな組織状態になってしまう、ということです。
残業の弊害
残業というのは弊害があります。一つは生産性の低下、生産性というのは少ないリソースで大きなアウトプットを出すということなので、たくさん頑張っているからアウトプットが維持できているという状態では生産性は非常に低いです。
弊害で次に出てくるのが残業代が生活設計に組み込まれることです。社員が生活を考えるにあたって、残業代でこれぐらいもらえるからというのが、そもそものお金をもらうときの計算になってしまうので、生活設計に組み込まれてしまうと結局残業が増えます。
残業が増えることによって今度は健康に弊害が出る、これは調べていくとわかるのですが、残業の少なさ、残業時間を減らしているかという項目があるぐらい残業に対しての感度は高いです。なので健康に対する影響もある。
その結果、残業が増えていくことによって社員の満足度も下がる。社員の満足度が下がれば当然離職も増える、残業が常態化している組織は、企業ブランドや企業イメージも悪くなってしまうので採用できなくなってしまう、組織にとっても個人にとっても残業の弊害は非常に大きいです。
残業を減らすためには根本的な見直しが必要
残業を減らすためには残業は文化なので、根本的な見直しが必要ですよということです。今一度、マネージャーの方、会社を経営されている方に知っておいていただきたいということでした。残業は制度を変えたからと言ってすぐに無くなるものではなく、そもそも残業はなくても仕事が回る仕組みを作って、それが当たり前なんだという文化を作っていかないと、残業はいつまで立っても減らない、なくならないので、ぜひ残業をなくすためにも文化の見直し、風土の見直しを考えていただきたいということで、このお話をさせていただきました。
