今日のテーマ
転職癖は悪くない!けど、気をつけないといけない1つのこと
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日は転職癖は悪なのかをテーマにお話していきたいと思います。昨日転職の相談を受けました。社会人2年目、今年の4月で3年目で仕事に悩んでいます、なかなか複雑で、その子は1回仕事をミスってしまったらしいですが、その結果、仕事のチェックが異常に厳しくなってしまって、なかなか仕事が進まない状況で、成果が出しづらくなってしまったようです。
なかなかのブラック企業なので知っている人は知っているという感じで、3日間帰らずに仕事をしているという状態の会社なので、独身ではなくなったので改めて自分の働き方を考えよう、もともと学生の頃に付き合いがあった子なので話を聞いていて、いつの間にか結婚もしていて、おめでとうという話をしていたのですが、そんなところから今日のお話をしていきたいと思います。
彼の状況で話をしていくと、今年は社会人3年目になります、残業を少なくしたい、業界話ができない、特殊な仕事なので、そこでの専門性が他では活かせない、自分の市場価値が上がらないとか、一生懸命働きたい、商材をもっと好きになりたいというところで、働くことに対しては出来る子なのですが、納得がいかないことに対しては受けないということで、今どきと言えば今どきなのかなと思っています。そんな中で一つ出てきたキーワードが転職癖をつけたくないので今回の転職で決めたいです、そんな話をもらって、転職癖は悪いのか?ということが今回のテーマです。
自分の価値観と違うなら転職はどんどんすべき
転職癖というのは何回も何回も転職してしまうことだと思いますが、転職癖自体は決して悪いことではないと私は思ってます。納得いかない商材だったり自分の正義を曲げてまで働く事が本当に必要なのか?と考えると、違った場合はばんばん転職していいと思います。日本でいくと、新卒の一括採用があって終身雇用という前提があったので、もともと辞めることが悪で続けることが正義という風土があるので、転職自体がネガティブに捉えられがちです。しかし合わなかったり条件が違うという場合にはどんどん転職をして次のキャリアを考えていったほうがいいと思います。
無い物ねだりをする転職は危険
ただ悪い転職癖も当然あるわけで、それがないものねだりを常にし続けている転職です。ないものねだりの転職というのは現職に対して何かしらの不安があるということなので、それはそれで自分がちゃんと向き合う必要があります。けれど今いる会社で残業が多すぎるから次の会社は残業が少ない会社、一回転職をしてみて残業が少ない会社だったけれど思ったより給料が少ないから今度は給料が多い会社。給料が多くなって残業がすごく少なくなったけれど人間関係がちょっと合わなかったからもっと若い人がいる会社に・・・結局無いものばかりを求めて続けていてもないものはないわけです。
転職をするたびに会社選びの基準をアップデートできなければダメ
最終的に本当の理想の職場や環境を作りたければ自分が会社を起こすしかなくなってくるので、本当に転職をするごとに、自分が仕事をする上で働く会社に求めるものは何なのか、しっかり整理をしてあげて見極めるようにしていかないと、結局理想の職場に出会えません。
自分探しの旅とかも一緒で、自分探しをしていろいろなところに行っても結局最終的に自分が何なのかがわからない、
みたいな形になることと同じです。転職を転々と繰り返していても、自分が将来的に何をやりたいのか、何を将来的に大事にしたいのか、を考える機会にしていかないと、今の職場はこうだから次の職場はこうしたい、だけだと結局自分の中で優先順位がたっていかないわけです。
今回話している中でも、5年、10年後にはどうなっていたいの?市場の変化が早い今の状況でそこまで先を見通すことは難しいと思いますが、今回は結婚しましたという話もあったので、家庭でどうなりたいのか、どのぐらい稼ぎたいのか、そもそも会社員なのか、という話をどんどんしていていきました。自分の意思決定の判断軸をしっかり定めていかないまま、それを定めるために転職するでももちろん良いのですが、定めていこうという気持ちや心持ちがないまま転職を繰り返してしまうと、今話をしたように、無い物ねだりでこれがないから次、これがないから次という形で、最終的に自分の求めるものはなにもないという結果に陥ってしまいます。
キャリアは長い方が経験を買われ評価も高くなる
結局キャリアは社内でも社外でも長くいたほうが評価がされやすいです。年功序列ではなくて、そこの場にいることで経験実績、経験値が上がっていき仕事のスピードや精度は当然高くなっていくので、ころころ変えるよりは長くいたほうがキャリアは積みやすい。長くいることによって自分のマーケットバリューや市場価値が上がるのかをしっかり相対的に客観的に見ていかないといけない。
そういったことを踏まえて、ころころ転職することが長い目線で見たときに必要な転職ならばそれがベストだと思いますが、やみくもにちょっと違うから次、といった転職はやめたほうがいいと思います。転職癖について、辞めることは悪ではないですが、辞めることによって自分の成長がない、自分の選択基準が増えていかない、明確になっていかないのは転職に関して良い点だとは言えないので今日はその点をお伝えさせていただきたく、転職癖についてお話させていただきました。転職で悩んでいる方、年度が変わるところでタイミングだと思っている方は多いので、お話させていただきました。