【営業ちゃんねる】協調性がないとよく怒られたので意味を真剣に考えてみた

今日のテーマ

協調性がないとよく怒られたので意味を真剣に考えてみた
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。

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今日は協調性をテーマにお話していきたいと思います。協調性とはなんとも言えない言葉です。○○性という言葉で怒ってくる人をあまり信用していない私ですが、昔は「お前は協調性がないな。」とよく怒られたので、改めてその意味を考えてみました、というのが今日のテーマです。

お前は協調性が欠けている

「お前は協調性が欠けている。」が、新卒で入った会社で言われた言葉なのですが、最初の2年間は1回もこんな事は言われませんでした。言われたことを黙々とやっておりましたので確かに言われる部分はなかったのですが、社会人3年目、4年目になって副業を始めたり社内ベンチャーで自分で事業を回してみたいなことが始まってそこに集中して頑張っていたとき、関わる人が増えました。

もともとは東京の支社がメインでずっと働いていたのですが、本社が地方にあったので3年目、4年目で地方で働く機会、地方に顔を出さなければいけない機会がありました。週1回の月曜日に地方の本社まで新幹線でミーティングのためだけに行って泊まっていました。日曜の終電で東京から地方の本社に行って、まる一日ミーティングをして終電で帰って、また次の日の始発で東京に戻ってくるという生活を1年以上続けていたので、あのときはなかなか病みました。そのときに地方の本社で言われた言葉が「お前は協調性に欠けている」でした。

飲み会を断った時

どんな場面で言われたのかを思い出してみたので、こんな場面で言われましたということですが、1つ目は飲み会を断った時です。この会社は飲み会が好きで、飲み会を断ると「お前ふざけんなよ。」と結構な勢いで怒られました。「俺の誘いよりも大事なことがあるのか。」とか「社長が連れて行ってくれると言っているのだから、そっちを優先すべきだろう。」とよく言われました。「お前は協調性がないからこうなるんだ。」と言われた、そんな苦い思い出を思い出しました。

残業の依頼を断った時

次は残業の依頼を断った時です。「残業をしてくれ。」「俺の代わりにちょっとこれをやっておいてくれ。」と言われたときに、「ちょっと今日は別件でアポイントがあるので。」とか「クライアントと会食があるんで。」と言うと、「お前はいつもそうだな。クライアントと何をやっているんだ。」みたいなことを言われました。その後はお前は協調性が欠けている、という話に戻っていくのです。

ランチを断った時

次はランチを断った時です。こうやって書いているといつも断っているみたいですが、そういうわけではないです。ちょこちょこ飲み会に行ったり、ランチを一緒に食べたり、残業もちょこちょこ手伝ったり、どちらかと言うとけっこうやっていた方ですが、いつもやっている分だけ断りを入れるとこういう風に言われる。ふざけんなという話です。

社長の飲み会の話を笑顔で聞いていなかった時

次はお断り系ではないですが、社長の飲み会の話を笑顔で聞いていなかった時です。地方の往復勤務は一年で脱することができましたが、社長も東京がメインどころなのでよく来るんです。来ると必ず飲み会です。もういい加減にしてくれよ、となりました。私はその時新婚だったので早く帰りたいんです。ですがそういう事情は全然関係ないので、飲み会に連れて行かれて、話は大体自慢話でした。

その時におかしいのですが、みんな笑顔ですごくうなずきながら社長の方をギュッと見て、一滴も酒を口につけずに前のめりで話を聞いている感じだったんです。飲み会だよ、みたいな話です。そのときに笑顔で話を聞いていない、となり「社長が怒るから、そういうときは態度をわきまえろよ。」みたいなことを言われました。いつも同じ話を聞かされていたら笑顔もなくなりますよという話なんですが、これもよく言われた話です。

上司の雑談にメモをしなかった時

次は上司の雑談にメモをしなかった時です。雑談です。なんか面白いことを言ったときだったのでしょうが、「なんで俺の話をメモしないんだ。」と。メモするところなんてあった?という話なんですが、話を聞く姿勢が気に入らなかったのでしょう。そうだったと思います。そうやって飲み会を断ったり社長や上司が求めるアクションをしていなかった時、よくお前は協調性が欠けると言われて、だんだん私のモチベーションは落ちていきました。

協調性とは目的や目標を達成するためにやること

そもそも協調性とは、立場や環境が違う人が助け合ったり、譲り合った目的や目標を達成するために任務を遂行する素養ということなのですが、飲み会の話などは仕事とは関係ないんです。もちろん人間関係とか相手のことをよく知るということもあると思います。最初の方は私もどんどん飲み会に行ったり、相手のことを知りたかったのでランチを一緒に行って、とやっていました。しかしそもそも会食があってクライアントがいて、クライアントとの仕事よりも社内の人間関係を優先しろというのは、そもそも目的や目標を達することからずれています。なのでそこからだんだん違和感を感じるようになってきたと思い出しました。

私の目線から見れば、上司からすればお前は協調性がないなという話だったのですが、私から見れば上司に協調性がないという話なんです。何のためにやっているの?という話のときに、結局上司が求めているのは自分の言いなりや自分の理想通り動いてくれる人を協調性がある、理想の部下みたいな感じになってしまうので、言いなりに動くことと目的や目標を達成することは完全にイコールだったら良いですが、基本的に自分が気持ちよくなるためだけにそういう動きやリアクションを求めてくるというのは会社が目指している目的や目標とは関係ないことが圧倒的に多いので、そういうことに違和感を感じて会社を卒業したという感じでした。

部下は自分の言いなりに動くロボットではない

こういう上司は一定数いるので自分の立場やポジションを使って自分の言いなりとか言うとおりに人を動かそうとする。でも部下はロボットじゃないですし、上司は別に偉いわけではないです。立場上はたしかに偉いですが、偉いからといって人を無理強いさせて強制させることができるポジションではないです。そのへんを勘違いしている上司や人間が多いということはぜひご理解、ご認識いただけるとうれしいなと思います。そんな上司には気をつけてくださいねというのが今日のお話でした。

今日のテーマは協調性ということでお話させていただきましたが、協調性はあくまでも目的や目標を達成するために必要な素養ですが、上司の言いなりに動く=協調性があるというわけではありません。それを求めてくる上司がいるということはぜひご認識いただいて気をつけていただきたいと思います。

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