今日のテーマ
できる上司の飲みニケーション
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日のテーマは飲み会ということで、他にも書かせていただいたのですが、上司や部下を飲みにつれていくなということを書かせてもらったのですが、正しくは飲み会を正しく使いましょうねということがお伝えしたい趣旨です。なので絶対に部下と飲みに行くなよということを言いたいのではなくて、ちゃんと飲み会という、飲みというコミュニケーション手段を活用しなさいよということを今日はうるさく言わせてもらえればなという感じです。
私の新卒で入った会社も飲み会が大好きで、特に社長が来ると、基本社長は長野にいたのですが、東京に来ると必ず飲み会が設定されていて、どんな予定とかお客さんとアポがあろうが、すべて社長との飲みが優先されるという、だれを優先するんだよという会社だったんですけれど、ただそれだけ飲みの場というのが良くないですよ、今の会社の例は。
飲みの場というのはそれで特別扱いされる、特別視されるものだということです。ただ飲みの場、飲み会というのをちゃんと活用できていないというか、そもそもそんなリスクを分かっていない上司とか経営者が非常に多いので、まず飲み会のリスクや問題点、弊害みたいなところをまずは解説をさせていただいて、それを踏まえたうえで飲み会というのは活用していきましょうね、というのが今日お伝えしたい中身でございます。
じゃあまず飲み会のリスクですね。弊害がありますよということなのですが、いくつかあります。全部で5つですね。
飲み会のリスク1 上司と部下の関係が崩れる
一つ目が上司と部下の関係が崩れる可能性があるということですね。あくまでその上司と部下の関係が偉い、偉くないじゃなくて役割の違いがあるということをまず抑えていますか、ということです。
まず上司というのは部下にルールを守らせる、ルールを作って守らせる人、部下はルールを守る人なわけです。もしくは評価する人、評価される人です。そこは偉い、偉くないではなくて明確に役割に違いがある、ルールであったり評価というところが機能しなくなって、その飲み会という特別扱いをするという、飲みの場を通して特別扱いすることによって、それが機能しなくなってしまう可能性があるということを気をつけなきゃいけないということです。
要は関係がフラットになりすぎてしまって、要は指示したことをやらない部下が生まれてしまう可能性があるということです。これから飲みに連れて行ってくれたから頑張りますみたいな形で、モチベーションの現実性を間違えてしまう形になってしまうと、結局部下というのは飲みにつれていかなきゃならないから特別扱いしてくれなくなったら仕事しないということが起こってしまって、仕事、組織というのが機能しなくなってしまうリスクがありますよね、というのがポイントの1個目です。
飲み会のリスク2 部下が自分が必要とされてると勘違いをしてしまう
ポイントの2つ目っていうのが、部下が今の仕事の話と重なるんですけど、部下が自分のことを必要とされてるなという風に勘違いをしてしまうリスクもありますよね、ということです。
どういうことかというと、飲みの場というのは特別扱いされる、特にサシ飲み、個別の飲み会みたいなところもまさにそうです。部下と二人で飲みに行きましたみたいなところで連発してしまうと結局私はこの上司に期待されている、この上司から評価されている、この上司に云々みたいな形で評価してようがしてなかろうが、自分のことを飲みに連れて行ってくれた、特別にいつも連れて行ってくれるみたいなことが頻発して起こると、できていようができてなかろうが、この人は、この上司は私のことが大事なんだと思うに決まっているんです。
なのでそう思ってしまうことによって部下は仕事を頑張らなくなってしまうリスクがありますよね、というのが2つ目です。上司の立場からすればおごってあげたから頑張れよという気持ちだと思うんですけど、おごることとかごちそうすることをモチベーションの原資にしてはいけないということです。あくまで飲みであったりごちそうするみたいな、もっと頑張るという風なモチベーションにつなげていかなきゃいけないので、頑張る理由にしてはいけないんです。もっと頑張る意味にしなきゃいけないというところが飲み会の正しい活用法というところです。
飲み会のリスク3 平等な評価への支障
次は上司と部下の役割の違いなんですけれど、上司は評価士なわけです。評価にずれが生じるというか、平等な評価が難しくなってしまうみたいなことが起こってしまうリスクもあります。これは結局それで飲みの場を通して関係がおかしくなってしまうということに起因するというところですね。
飲み会のリスク4 他メンバーのモチベーション
4つ目が特定社員との飲みということを仮に行いすぎてしまうことによってほかのメンバーはどう思っているの?みたいなところの問題点も起こりえるということですね。要はあいつばっかり特別扱いしやがって、みたいなことが起こってしまって、他のメンバーのモチベーションが落ちるということのリスクもあるということです。
飲み会のリスク5 部下の飲み会嫌い
最後5つめが部下がそれほど飲み会を求めていないケースもありますよね、ということです。この関係構築のために飲みニケーション、飲み会を使いましょうみたいな話があるんですけど、結局それって本当に部下は求めているの?みたいな話なわけです。
あくまで冒頭でもお伝えしましたけど、飲みの場とかお酒というのはコミュニケーションの1ツール、1手段でしかないわけで、その本当にお酒を使わなきゃいけないのかみたいな話があるわけです。
年末に忘年会スルーというキーワードがツイッターのトレンドワードになったんですけど、忘年会スルーで出ていた、確かになあと思って私もすごく共感されたのが、飲み会の場でしか話せない。本当になんかそんな関係を公開してましたね、みたいな話をしていたんだか、チェックされている方がいて、まさにドンズバなんですよ。本当におっしゃる通りで仕事という関係値の中で、お酒があるから本音が話せる、お酒がないから本音が話せないというところでいけば、そもそもその関係が間違っているというか、ずれている可能性が非常に多いので、もちろん飲み会の場、お酒を通すことによってざっくばらんに話ができるとか開放的になるという効果はもちろんあると思うんですけど、仕事を成立させていく、成功させていくにあたって、お酒がないから意見が言えないとか、お酒があって初めて意見が言えますみたいなところは関係性としてはそもそも間違っているので、そもそも違いますよねという話でよいかなというところです。
上司と部下では飲み会に求めているものが違う
なので上司と部下の関係みたいなところを考えたときに、上司は飲みの場を通して仲良くなりたいというところがけっこうモチベーションの中で持たれているケースが多くて、飲みの機会というのはそもそもそういうものだという風に考えているケースが多いんです。
これは実際にアンケート、飲み会に対してヤッホーブルーイングという会社、ヤッホーブルーイングさんが上司と部下の飲み会実態調査というのを2018年8月に実施して発表されていて、上司は飲み会でどんな話をしたいのかというと、話したい話題が自分の趣味というか会社の人間関係だったり噂話、仕事の失敗談、これで話して、部下に聞きたい内容というのは趣味が最も多くて50%なんですけど、会社の人間関係、噂話みたいな、けっこうライトな話というか、今君どう思っているの?とかどんな感じなの?みたいな中身というかその人自身であったり、その人の周りの状況、状態みたいなことを知りたいみたいなケースが多いんですけど、部下が上司に求める飲み会の話、飲みの話題にしてほしいというのは仕事や業界の動向だったり、会社の展望や将来、仕事の内容みたいな形で意識が高いんです。
上司は部下と仲良くなりたい、部下は上司と飲みに行くことによって、成長したいとかもっと知識を得たいとか、そういった形ですでに求め合っているものがズレているみたいなことが起こっているんですよね。
けっこうその部下の飲み会に対するクレームで一番この調査で多かったのが、また同じ話を聞かされているよというのがすごく多くて、飲み会というコミュニケーションの手段を通して上司の立場からすると部下と仲良くなりたいなと思っているにもかかわらず、部下からすれば物足りないということが起こっているということです。
もっといい話が聞きたかったのに、もっと体験談を聞きたかったとか、もっと自分の仕事につながる話が聞きたかったと思っているのに、結局何か趣味の話で終わっちゃったとか、また同じ話聞かされたみたいな形になってしまっていて、求めているものも得られないし、結局同じ話みたいな話を聞かされてストレスだし、結果何か割り勘だしみたいな形になってしまっている。
上司は部下の話を多く聞いてあげたと思っている、部下は上司ばっかり話していると思っている
この調査で面白かったのが、上司は部下とどれぐらいの割合で話していると思っているかというと、4.5で上司、部下が5.5で部下の方が多く話していると思っているんですけど、部下は6.3で上司の方が圧倒的に話しているということを言っているんですね。
下手な飲み会はしないほうがいい
どれだけ認識に違いがあるんだみたいなところで、完全にコミュニケーションの中で認識のずれが起こっちゃっているので仲良くなれるわけもないですし、関係強化ができるわけでもないんです。それはそうですよね。部下の立場からすれば必要な話も聞けないし、自分の話も聞いてもらえないし、これは何のためなのか、上司の自己満でしょうみたいな形で思ってしまう事実が発生しているということです。なのでそんな飲み会だったら最初から上司が飲み会を開かないほうが関係強化になるし、関係を崩さずに行けますよというところまでになるんです。
そうやって飲み会の数が変に多くなってしまって、なんかあいつ最近モチベーションがないなとか、やる気なくなっているなとか、表情暗いなみたいな形でちょっと個別に声をかけることによって特別扱いをしてより仕事をしなくなってしまう、周りからしたらあいつだけ特別扱いしてうらやましいなとか、あいつだけ特別扱いしてずるいなみたいな形でほかのメンバーのモチベーションが落ちてしまうみたいなリスクもあるので、下手に飲み会だけをやるとか、下手に飲み会をうまく活用できないんだったら最初から飲み会なんてやらないほうがいいというのがこの飲み会の使い方というか考え方です。
ただ考え方として飲み会って特別扱いをする、特別に招待するというか、あえてお酒を使ってコミュニケーションを取ることによって生まれるコミュニケーションであったり関係みたいなことが当然あるわけです。なのでそこの使い方というのをしっかり分けて考えないと、そもそも飲み会というところが機能しない、逆効果になってしまうんだということはぜひ上司の方は知っていただきたいですし、飲み会はちゃんと使ってほしいなということですね。
部下は仕事の成長だったり仕事に役立つ話を求めている
結局自己満の飲み会は誰も求めてないですし、部下からすればこんな貴重な時間を、みたいな感じで思ってしまうので、そうならないようにするためにはまず上司は部下と頻繁に飲みに行きすぎないということが当たり前ですが大事なポイントで、後は部下が上司に求めている、飲み会の場に求めていることは意外と仕事の成長だったり仕事に役立つ話を求めているんだということをぜひ頭に入れていただいた上で、飲み会の場に誘うということをやっていただきたいなと思っています。
部下も、いろんな調査を見ていくと、飲みに行きたくないんじゃなくて結局自分の身にならないとか役に立たない飲み会が多すぎるから飲み会が嫌だという意見が圧倒的に多いので、ぜひ飲み会の使い方を上司の方はぜひ見直していただければというところが今日お伝えしたい内容でした。
