今日のテーマ
全然仕事が終わらない組織の特徴
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日は組織の業務効率を下げる3つの「見ない」ということをテーマにお話ししていきたいと思います。組織の業務効率なので仕事を進め方、生産性が落ちてしまう要因ということです。
組織の業務効率が低い理由
中身を見ていきたいのですが、組織の業務効率が落ちてしまう、低くなる理由は簡単に言ってしまえば見えないことがたくさんあるからなんです。見えないことがたくさん生まれてしまう理由を考えていくと、組織の業務効率を上げるきっかけ、ヒントが見えるということです。
見えない、相談できる上司・部下の関係がない
3つの「見ない」のうち「見ない」理由の一つが見えないこと、要は隠してしまうわけです。隠すということが社内で起こってしまう、上司部下の関係が悪いとか、同僚同士でスキルや経験の事例の共有がされないみたいに見えない状況が生まれてしまっているのは、簡単に言ってしまえば相談できる上司・部下の関係や同僚同士の関係が悪いからです。
言ってしまうこと、見せてしまうことで自分にとって不利益が起こる、怒られるとか、評価が下がってしまうとか、心理的に安全性が担保されていないと人は相談するというアクションが生まれません。なので見えないように周りがしてしまう状況が起こる、それが社内の人間関係が良くないということです。
見せない、報告する上司・部下の関係がない
2つ目の理由は見せないことです。隠すということと重なりますが、報告するということがなかなか生まれません。良かったこと、悪かったことを含めて会話が生まれづらい環境というのは当然見えないもの、隠れてしまうものが出てくるということです。
見ない、そもそも上司のマネジメントスキルがない
最後は見ないことで、そもそも見える状況にあるし見せようともしているけれど、上司が見ようとしないということです。
例えば残業時間は見ればわかるわけです。どれだけ働いているか、今日も残業で遅いなということが見ればわかるはずなのに、スルーするとか、トラブルが起こった時もお前が何とかしろよと報告をしてきた上司や部下がいたとしてもスルーするみたいな形で、そもそも上司のマネジメントスキルがないということです。
マネジメントのスタートはまず見ることから
組織の業務効率が低い理由というのは根本的にはマネジメントが機能していないということです。マネジメントとはないかというと、ドラッガーさんは「マネジメントとは組織に成果を上げさせるためのものだ」と言っているわけです。そう言ったことを実現するために何が必要かというと、マネジメントのスタートはまず見ることです。状況をしっかり把握することから始めないと当然改善もできませんし、検証もできないわけです。
組織効率が悪いというのは誰が悪いとかではなく、まずは組織全員が自分の職場や環境、状況をしっかり見ることから始めないとマネジメントは機能しません。当たり前といえば当たり前ですが、まずは見れる状況、見る環境をしっかり作ることがマネジメントのスタートですので、組織としてマネジメントが機能していないと思うときには、何かを導入する、何かをやる前にまずは見るところから始めていただければ、ということで今日はこのお話をさせていただきました。