【営業ちゃんねる】仕事のギャップには4種類ある!科学的に証明された理想と現実のギャップ

今日のテーマ

仕事のギャップには4種類ある!科学的に証明された理想と現実のギャップ
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。

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今日はリアリティショック4つの種類と最大の問題点というテーマでお話していきたいと思っています。リアリティショックとは現実と理想に衝撃を受けることで、働いてみたらびっくりした、しかもネガティブな状況ということです。職場の理想と現実のギャップについて今日は考えていきたいと思います。実際にこのテーマは甲南大学の尾形准教授が立証研究をやっていて、どういったショックがあるのかということをホワイトカラーの方々に研修対象として実施しているものがあったので、そこから抜粋してお話していきたいと思います。

仕事のギャップ1 仕事ショック

4つの種類にどういう物があるかと言うと、1つ目は仕事ショックで、仕事から得られる成長機会とか達成感が低い、または思ったよりもなかったというような感じです。採用で営業職のことをコンサルみたいな表現をしている会社がありますが、これはリアリティショックを引き起こす悪しき根源です。コンサルのイメージとしてテレアポや飛び込みのイメージは持っていない学生さんが多いと思います。けれど実際に入社してみたらただの新規営業だった、みたいな仕事は結構多くて、入社前はコンサルで格好良くパソコンに向かって仕事をしているイメージを持っていたのに、入ってみたらテレアポや飛び込みばかりをやらされているというケースは当然ショックを受けますよね。これが仕事内容に対するショックだったり仕事から得られる成長機会、達成感に対するショックです。

仕事のギャップ2 対人関係のショック

2つ目は対人関係のショックで、入社前にはあんなに輝いていると思っていた人たちが実は一緒に働いてみたら全然だった、みたいな形です。職場の上司と部下との関係だけではなく同僚に対して思うケースもありますし、同期に対しても思うケースがあります。対人関係のショックと言うところには仲が悪いとか、そういうところも含めてあてはまります。入社したらめちゃめちゃ飲み会が多いとか、社長がああだった、こうだったみたいな話があるのも、対人関係のショックの一つだと思います。

仕事のギャップ3 他者能力ショック

3つ目は意外と認識されていないのですが、他者能力ショックで、職場の周りの上司や先輩、同僚たちの能力ということです。他の先輩たちや上司や同期たちの能力が高すぎるみたいなケースでも当然起こって、自分はこんなにできていないのに、とショックを持ってしまうケースと、その逆で尊敬できる上司や先輩がいないみたいなときも当然ショックを受けるので、これも他者能力ショックです。

仕事のギャップ4 評価ショック

最後は評価ショックということで、頑張って働いたのに給料が少ないとか、ボーナスが出ないとか昇進がないとか、そういうところが評価ショックです。

組織コミットメントの低下

仕事ショック、対人関係ショック、他社能力ショック、評価ショックというところで、こういうところで若手の人たちはギャップを感じてショックを受けています。リアリティショックの何が問題かと言うと、1つが組織コミットメントの低下で、組織に対する愛社精神がなくなってしまうということです。

組織社会化の阻害

次はこの組織で頑張ろう、今の会社で頑張ろうという気持ちを下げてしまったり、組織社会や会社に慣れていくということを邪魔をする、阻害するということです。この会社は大丈夫かよと思ったときに、嫌だな、なりたくないなという気持ちが先行してしまっているところがある。

離職意志の高まり

最後は離職意志の高まり、当然その会社にギャップを感じていたら、嫌になってしまってやめようかなという気持ちが高まっていく。こういった気持ちになってしまうと当然生産性が落ちてモチベーションが落ちることは当たり前なので、そういうリアリティショックは事前に解決していきましょうというところです。

リアリティショックの最大の問題点は放置

リアリティショックの最大の問題点は放置という一言に付きます。リアリティショックは仕事の理想と現実のギャップなので、理想をちゃんと現実に寄せていくか、現実を理想のラインまで引き上げるしかやることはないです。採用活動でいけば、ちゃんと現実を伝えてあげるというところもそうですし、むしろ社内の問題や採用活動の問題だけでなく会社がそもそもだめじゃない、という話もあります。会社をもっと良くしていく、会社のベースを引き上げていく、社内の人間をもっと成長させていくみたいなこと、やれることはどちらかしかありません。けっこう多くの会社はそれは会社の甘えなんじゃないの?とか、そのうち慣れるから、仕事とはこんなもんだよねと問題を放置してしまっているケースが非常に多いです。

やるべきことは入社前、働く前のギャップと言うか現実をちゃんと伝えてあげるか、会社自体を理想に近づけていく、どちらかしかやれることはないので、こういうもんだと解決したつもりになるのではなく、目を背けるのではなくしっかり会社に関わって、採用するということは人を巻き込むということなので、人を巻き込む覚悟というか責任なので、覚悟を持って会社を良くするか現実をちゃんと伝えるかどちらかをしてほしいということでお話をさせていただきました。リアリティギャップに悩む人は大勢いるので、まず採用する側の方からしっかり捉えていただきたいと思います。働く側も会社をちゃんと調べると言うか、こういうギャップがあるんだということを踏まえながら就職活動、転職活動をしてもらいたいなということで、ご紹介しました。

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