【営業ちゃんねる】サイバーエージェント、ZOZO、任天堂相次ぐ業績下方修正!藤田社長の言葉から見る正しい目標のあり方とは?

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サイバーエージェント、ZOZO、任天堂相次ぐ業績下方修正!藤田社長の言葉から見る正しい目標のあり方とは?
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。

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上司が教えてくれない営業のコツということで、今日は高すぎる目標による弊害ということでお話していきたいと思います。

ここ最近のニュースを見ていて業績の下方修正が相次いでいます。たとえばサイバーエージェントやZOZOTOWN、そういうところが、営業の売上目標を100億円ほど大きく下げたという発表がニュースでされていて、日本は大丈夫か?みたいな感じになっています。直近で行くと下方修正されたのはサイバーエージェント、ZOZO、ファナック、ファナックの下方修正は4億円です。日経新聞を見ていたらわずかに下方修正ということで基準がおかしいなという感じですが、後はシャープ、任天堂が任天堂スイッチの販売目標を300万台を2000万台から下げたとか、下方修正の記事が多く出ています。

調べてみると、今年になってからの上方修正や下方修正は、上方修正が69社下方修正の数は64社なので、今のところ上方修正のほうが5社多くなっているという記事が出ていました。世の中は大きい目標と小さい目標がいろいろあると思いますが、そういった目標を小さくする、下方修正する、基本的には高い目標を掲げてそこを目指して頑張る、それを達成することが良しとされていますが高すぎる目標は意味がないです。今日はそこのお話をちょっとしていこうと思います。

サイバーとかZOZOとかの下方修正は株主との兼ね合いもあるので大きな決断だったとは思いますが、社内的に今後の動き的に考えると下方修正したほうが正しい成果が出る、良い成果が出るという判断だと思うので、その点について私なりの考え方や高すぎる目標がなぜNGなのかについてお伝えしていこうと思います。

高すぎる目標の弊害1 誤った行動を生む

高すぎる目標が生む弊害は大きく2つあると思っています。1つは行動を間違えさせるんです。高すぎる目標と言うよりも間違った目標が行動を間違えさせるというところがあります。目標が決まるとそこを目指して動くので、目指していくところが間違ってしまえば当然行動もずれてしまう。たとえば北海道に行きたいと思っている、北海道に行きたいという目標があるにもかかわらず、東京から動くときに南の沖縄に行こうということはないと思うんです。

目指すべき方向がずれてしまっている結果、やるべきアクションがずれてしまって、求めている成果が出ないということはよくある話です。なのでしっかり目標を立てるときにはなんのためか?という目的からしっかり考えていかないと、誤った行動や誤った判断を引き起こしてしまう、というところが高すぎる目標、間違った目標の弊害です。

高すぎる目標の弊害2 自己肯定感を下げる

2つ目の間違った目標、高すぎる目標がどういう弊害を生むかは、自己肯定感を下げることです。目標が高すぎるのでできたことを受け入れられなくなってしまう弊害があるということです。なのでやってもやっても目標が高すぎるので、全然達成した感覚が持てない、その結果、おれってなんてだめなんだろう、と自己肯定感を下げることが起こってしまう。ということで、こういったことが起こってしまう、引き起こしてしまう可能性があるので気をつけていただきたいです。

実際、サイバーエージェントの社長の藤田さんは自分のブログの中で下方修正した理由としてポイントを3つ上げていました。

まず1つ目は危機感を煽る、経営判断を間違えないようにするということです。然るべき判断ができなくなる、例えば投資するものが投資できなくなるとか、撤退するタイミングを間違えるとか、大きな経営判断が高すぎる目標によって間違えてしまうリスクがあることで下方修正します。

2つ目は危機感を伝えたかったということです。社内からすれば下方修正はポジティブな発表ではありません。社内外問わずポジティブな発表ではないので、「サイバー大丈夫か?うちらで頑張らなきゃ。」という危機感をもたせたかったということです。今後、サイバーさんは3月のアベマタワー、10月に渋谷スクランブルスクエアに引っ越しが決まっているので、そういった中で下方修正をすることがどれだけ大変か、ということをこのタイミングで発表することで危機感を煽った、ということです。

3つは第一クオーターが出遅れた、ということがあって残りの9ヶ月間、株式市場の問題で株価的なものを考えてもそのほうが良かったということです。

経営判断の中でというところだと思いますが、高すぎる目標は社内外あわせて間違った判断や行動、社内や社員の目線で行けば達成感を持てなくなってしまう、そういう状況が起こってしまうと組織的に大きな損失につながってしまう、より大きな損失につながってしまうためにこのタイミングで下方修正だったということです。

これは会社単位で行くと、サイバーやZOZOは100億単位の下方修正で規模がめちゃくちゃでかいですが、個々の自分に置き換えてみても、大きすぎる目標は間違った行動や自己肯定感を下げてしまうというといういうリスクが有るというところはぜひ捉えていただきたいなと思います。しっかり良い目標があれば良い行動が生まれますし、高すぎたり誤った目標だと間違った行動や判断が生まれてしまうので、ぜひこの点を踏まえながら理解いただいて自分の目標が正しいかどうか、今年も1ヶ月終わりましたのでぜひそういったところも考えてください。

2019年は下方修正しましょうということではなくて自分の目標が正しいかどうか一度振り返っていただければいいかなというところで、今日は大手どころで下方修正の発表があったので正しい目標というテーマで話をさせていただきました。

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