【営業ちゃんねる】人は1日9,000回判断をする!意思決定の質・決断力をあげる2つの考え方

今日のテーマ

人は1日9,000回判断をする!意思決定の質・決断力をあげる2つの考え方
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。

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今日は意志決定、判断についてお話しようと思っています。人間は一日に何回判断しているか、イメージが付きますか?本当に細かいこととかもそうですが、起きるか起きないか、朝ごはんや昼ごはんを何にしようか?そろそろ寝ようか?とかいろいろな意志決定を日々しているわけです。

何千回、何万回としているわけですが、その回数が平均して何回か調査があり、諸説あるためなんとも言えませんが、けっこう多かったのが1日に9000回です。「9000回何らかの判断を一日24時間の間にしている」こう聞くとなかなか半端ない数です。

人間は意思決定できる回数は決まっていて、スティーブ・ジョブズみたいに着る服を決めちゃっているとか毎日同じ服を着るみたいな感じで、意志決定の数をできるだけ少なくして自分の決めるべきときに集中できるようにするというのは有名な話です。こういった日々の判断が将来の自分を作っているみたいなこともあるので、どういう風に作っていくかを考え、後悔しないための判断をするためにはどうするか、ということをテーマで今日はお話しようと思っています。

正しい選択を求めない

後悔しないための判断に、というポイントでいくと大きく分けて2つ考え方として持っておかなければいけないと思っています。

1つは正しい選択をしようとしない、ということです。正しい選択はしたくなりますし、正しい選択と思える判断をみんなしていると思いますが、基本的には今の時点で正しいか正しくないかの判断はつかないです。すごく身近な例で、今日はお昼にステーキを食べたいなと仮に思ったとします。ステーキを食べる判断が正しいか正しくないかでいけば、確実に、食べた後においしかったと満足感があれば正しい判断です。食べる前から美味しいか美味しくないか、いつも行っているからおいしいという判断かもしれませんが、今日はたまたま肉がはずれだったとか、いつものメインのコックさんが今日お休みで違う人が作ったらまずかったみたいなことも起こりうるわけです。

今判断した内容が正しいか正しくないかはその判断した後の行動や起きた結果によって判断しなければいけないので、正しい選択を今するということはできません。未来はわからないし予測できないからなのですが、選択はあくまでも選択でしかなく結果ではありません。このタイミングで正しいか正しくないかはわからない。ということがポイントの1個めです。

選択肢の多さを求めない

2つ目はけっこう陥りがちですが、選択肢が多ければ多いほど人間は自由だ、幸せだという考え方がありますが、これは行動経済学で否定されています。選択肢が多すぎると逆に人は不幸になる、これは面白くて、選択肢が多いとどれがいいかを悩めるので悩めることは贅沢だという人はいます。それはそれで正しいと思いますが、結局、迷って悩む時間が増えることによって時間という生きている者にとって一番大事な資産が削られていく、その結果人はだんだん不幸になりますし、かつ選択肢が多ければ多いほど他のものを選んだときのリスクも目についてしまいます。他の選択を選んだ場合の可能性やいろいろなことを考えすぎてしまう結果、結局いつもどおりの選択に戻るということも起こりうるわけです。ここはすごく難しいです。

「選択肢が多いので君っていいね。」と言われがちですが、選択が多いから幸せだというのは完全に別問題というところが面白いポイントです。1日に9000回の意志決定の中で後悔しないで正しい選択をしようというところは人は誰しも望んでいてやりたいなと思っていると思いますが、まず判断や意志決定で抑えておかなければならない2つのポイントは、今判断して意思決定したことが正しいか正しくないかは今の時点ではわからない、正しい選択は今の時点ではない、というのが1個で、2個めは選択肢が多ければ多いほど、幸せだ、良い状況だというのも違う、ということです。

選択肢をたくさん増やそうとか、選択肢の今あるものの中から一番良いものを選ぼう、みたいなことはそもそも難しいです。9000回の判断の中で、何が正しいのか正しくないのかということや、とにかくまずは選択肢を増やそうみたいな動き方をしていると、自分が結局不幸な方向に引きずられてしまっている可能性が高いということです。

今の時点で何の判断をしなければならないのか、正しい判断とは何か、ということを考えると後悔しない選択をするということが大事だということが心理学をいろいろ調べて見えてきました。後悔しない選択とは、たとえばいま出ている選択肢の中からリスクを考える、メリットデメリットの比較をする、よくポイントとしてあげられているのは、第三者の視線で見たときに、自分にどうアドバイスするかという視点で考えれば意志決定に満足度が生まれます。

人にアドバイスするときと自分で判断するときの行動が違うということはけっこう多くて、転職相談を受けていて相談をよく受けますが、仮に「友達がそうだったらどうする?」みたいなことを聞くと、「転職しないほうがいいと思っています。」それが「自分はそれに対してどう思っている?」「すぐ転職します。」というギャップがあります。結局合理的な判断ができていないというところで感情が優先してしまっている、直感であの人が良かったと思うみたいに置いてしまうと意志決定がずれてしまうので、後悔しないと自分が思える選択をする、ということが1つの大事なポイントです。

後悔しないための選択と言うと、第三者が自分にアドバイスするとしたらどう思うかとか、メリット・デメリットをちゃんと比較する、そういう目線で行動する、判断する、意思決定しておくみたいなことが1日9000回の判断の積み重ねの中で大事ですよ、ということをお伝えしたいと思って今日はお話しました。正しい選択と言っていますが、正しい選択はありませんということと、選択肢が多ければ幸せになれるというわけではないということをご理解いただけると、日常で少し肩の荷が落ちるんじゃないかと思って今日はこの話をさせていただきました。ぜひ後悔しない判断をいろいろしていただいて日々楽しくやっていければなと思っております。

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