【営業ちゃんねる】これからを生きていくための6つのキャリアパターン

今日のテーマ

これからを生きていくための6つのキャリアパターン
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。

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今日は自分の市場価値を上げる人材パターンの整理を提案していきたいと思います。これはキャリア理論などでもいろいろ言われていますが、自分がこれからどういう方向性で行きたいのか、いるべきなのか、どういう人材だといけないのか、ということを整理するうえで聞いていただければうれしいと思っております。

I型人材

1つ目はI型人材で、これは基本的にIという字を一本軸と思っていただければということで、1つの専門分野を持った人材です。職人さんやスペシャリスト、そういったところがI型人材に当てはまります。

Iという文字を横にするとどうなるかというと、当然-になります。これは専門性を持っていないということなので、ゼネラリストです。今までの日本の雇用ですと、ゼネラリストタイプがすごく求められていてなんでもある程度できることが求められていました。部署移動も頻繁にありましたし、そういった働き方が求められていました。

なぜ今まではゼネラリストでよかったかというと、リソースが必要なところに何でもできる人がいたほうがいいという考え方ではあったのですが、これは会社の中だから成り立っていた、これから市場の外、会社の外に出て働かなければいけない場合は、ゼネラリストだと市場価値が低くなってしまいます。

アメリカにフリーランスが多いのは、専門性の高い、専門性を極めている人たちが多いからです。営業分野でも同じくで、いろいろなものが営業できますではなく、アメリカの営業はフリーランスもたくさんいますが、営業としてのプロです。営業のプロがたくさんいるから営業職としてのスペシャリストがいる、だから自分の市場価値が高いという理由が作れています。何でもできますではなくて一つを極めている状況はすごく大事なポイントになるかなというところです。

T型人材

次はT型人材で、今後はこういう人材が必要だろうといわれています。I型人材は職人やスペシャリスト、営業のプロみたいな形で、1個これができますよということはすごく大事ですが、それだけでは市場は広がっていきません。職人さんもそれしかできないとそのマーケットの中だけしか活躍できない、コミュニケーションが取れないという状況になってしまうので、今後求められる人材は特定分野に+αで関連する、または関連しなくてもよいですが+αの能力やスキル、専門分野を持っていることが重要でシングル・メジャーと呼ばれています。

Π型人材

縦の棒が専門分野というお話をしましたが、それをつなげた人材がΠ型人材です。2つの専門分野を持っている人材で、ダブル・メジャーと呼ばれています。専門分野を複数持つことで違うところからの考え方、アイデアを持っている人材で、そういうところが専門性です。T型人材は専門分野は一つで+αでほかの情報を持っている、経験を積んでいる人ですが、ダブルメジャーは完全に2つの専門分野を保有している状態です。

H型人材

H型人材は、棒がI型人材から下がっている。これは何かというと、特定分野+人脈を持った人材です。今までであれば全部自分でやらなければいけない、できなければいけないということがベースにあったと思いますが、人を頼ることができる人材、人脈を持った人材というのがイノベーション人材と呼ばれています。

トライアングル型人材

最後はトライアングル型人材で、3つの特定分野を持った人材です。発想としては100分の1、100分の1、100分の1で市場価値を高めていきましょうということで、トリプルメジャーと呼ばれています。

まずは1つの専門分野+多動力

今までであれば一種に絞った職人が評価をされたり、会社で行けば何でもできるゼネラリストが評価された時代でしたが、あくまでマーケット自体が伸びている、会社が成長している状態と働き方が人材の条件でしたが、これからは1社、1マーケットの寿命が短くなっています。

そこのマーケットがなくなっても生きていかなければいけない、自分自身の市場価値を高めていくという発想で行くと、まずは1つの専門分野を持つ、これはすごく大事なことで、+多動力、+αで関連する業種や分野の勉強を進めてみるとか、もう1つ専門分野など自分の軸を作ってみる、もしくは自分の人脈を作る。まず大切なのは自分の専門分野を持っていて+αで人脈を作る、1個の専門技術だけで生きていくことが難しくなったので、ほかのジャンルに手を伸ばすか、幅広く勉強するか、特定分野、人脈を作るか、もう1つか2つ軸を増やすのか、そういったところで自分の今後のキャリアを考えていただくと市場価値の高い人材になれる可能性が高くなりますので、ぜひ参考にこれからの働き方を考えていただきたいと思っております。