今日のテーマ
営業からの異業種・異職種転職
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日は営業からの転職ということをテーマでお話ししてこうと思います。ご質問をいただいておりまして、
3月の間に今の会社を辞めようと思っています。4月に入社したばかりのタイミングや営業からの転職は厳しいですか?
営業からの転職はしやすい
ということで、ご相談をいただいているのですが、次の仕事は何をしたいか、次の職種を何にしたいのかというところによって難易度とか条件、難しさみたいなことは決まってくるかと思うのですが、営業からの転職というのは、私がずっと営業をやっているのでポジショントークに聞こえてしまうかもしれないですが、しやすいです。
これは私が人材業界にいた経験も踏まえてなんですけど、営業職ってなんでも屋なんですよ。なのでほとんど一通りの仕事って、社内における仕事ってやっているケースが非常に多くて、書類作成は当然していたりとか、会議やミーティングをまとめていたりとか、経営に関して数字管理をしたりとか、当然お客さんとコミュニケーションを取ったり、社内のメンバーとコミュニケーションを取ったり、みたいな形で、要はいろんなことを広く浅くやっている仕事でもあるというのが実は営業職なんです。
はたから見たときに、営業以外の仕事に就きたいです、というところから営業に対する評価というのは、営業を受ける側としては評価が下がりやすいんですけど、営業をやっていましたという経験を持っている人というのは評価がされやすいんです。
これは実はつながっていて、要は営業っていやなものと思われているケースが非常に多いわけです。大変だとか面倒くさいとか、厳しい中でやってきたという中で、次の仕事として営業以外のことがやりたいと言っていても、それは営業で頑張っていたんだったら大丈夫ですね、という風に評価がされやすいのが、実は営業なんです。なので営業をやっていましたという経験は非常に次のキャリアに活かしやすいので、その点は自信を持っていただけると良いかなと思っています。
変わらない前提を営業で結果が出なかった言い訳にするのはNG
ただ一方で、営業から逃げたように思われてしまう職種も実はあるんですよね。どういうものか、マーケティングとか、コンサルタントとか、要はプッシュ営業が嫌になったからとか、要は営業そのものが嫌になったから、違う職種としてマーケをやりたいですとか、コンサルをやりたいですみたいな風に思われてしまう人って結構多いんですよね。
それは何でそう思われてしまうかというと、一つは純粋に営業で結果が出せなかったからみたいなところで、結果が出なかったからで、その結果が出なかったということ自体が×じゃないです。結果が出なかったことは仕方ないので、いったんそれは結果が出たことがいいに越したことはないんですが、結果が出なかったという事実に対して、言い訳をする人がけっこう多いわけです。会社の支援がなかった、上司や先輩の教育がなかった、教えてもらえなかった、サポートがなかった、会社の知名度がなかった、ない中でもそれが前提なので、ない中で何ができるかを考えなければいけないのが営業なわけです。
けれどなかったからしょうがないんです、そういった手伝い、支援をしてくれる会社じゃなかった、手伝ってくれる会社じゃなかった、教育をしてくれる会社じゃなかったから私は営業は違うと思いました。だからマーケティングをやってなんちゃらかんやら、コンサルタントとしてなんちゃらかんやら、みたいなことを言われるんですけど、どの仕事においても会社における前提であったり世の中の前提は変わらないわけですよね。なので変わらない前提を言い訳にして、営業で結果が出なかったのは自分のせいではありません、みたいな言い方をしてしまって、結果、営業は自分に向いていなかったと思うのでマーケティングやりたいですはやっぱりNGなわけです。
営業の経験を活かして次の仕事をやりたいと伝えるべき
なので営業からの転職を考えたときに気を付けなければいけないことっていうのは、営業に向いてなかったと思うから違う仕事をしたいです、じゃだめなんです。じゃなくて、もちろんその気持ちは持っていてもいいんです。持っていてもいいんですけど営業で学んだ経験とか、営業でお客さんとコミュニケーションを取ったりやり取りをしてきた経験を活かして次の仕事をやりたいと思いました、という風に考えをもっていかないと、当然営業から逃げたという風に評価がされてしまうと、当然転職というのは難しくなります。
営業は大変なものとか難しいものという風に世の中の人は思ってくれているケースは非常に多いんです。特にほかの職種から見ると。それは自分が営業を受けたときに、面倒くさいなあとかこの営業はどうなのかなあという風に厳しく当たっているからこそなんです。なんですけどそれを乗り越えて次のキャリアを考えている、活かそうとしている、ということが見えてきているのであれば、それは十分営業からの転職というのは成功確率が上がります。
営業をやってきたからほかの職種が難しいかと言えば、それは決してそういうわけではないです。ただそれを、営業で結果が出なかった、営業で転職をする理由というのが他責になってしまうと評価が落ちてしまったり営業から逃げた、営業から逃げたということは、他の仕事でも逃げる可能性が全然あるよねという風に評価されてしまうので、その点の伝え方だけ気を付けていただければ転職というのは十分可能性が高いと思いますので、どう目指すのか、どこを目指すのかというところにもよってくるのですが、営業からの転職というところはぜひ自信をもって取り組んでいただきたいと思っております。
営業でもまれていれば、いろいろ考えることとか、やることも増えていると思いますので、ぜひ頑張っていただければというところが今日のアドバイスでございました。今日のテーマは営業からの転職ということでアドバイスをさせていただきました。