【営業ちゃんねる】本当に市場価値の高い人材の定義と高め方

今日のテーマ

本当に市場価値の高い人材の定義と高め方
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。

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今日は市場価値を高めるキャリアの考え方ということをテーマにお伝えしていきたいと思っております。今日はご相談をメンバーの中からいただいておりまして、

どうすれば市場価値を高められますか?

というご相談をいただいたので、そちらについて解説をしていきたいと思うんですが、市場価値を高めたい、誰しもが思っているテーマだと思うんですが、市場価値、要はマーケットバリューですね。カタカナに言い換えれば。市場の中で価値を高めるということを考えたときに、やるべきことはそもそも今現代日本の市場ってどうなっているのというところを考える必要がありますしその中でどうすれば求められる人材になるのか、ということですね。

市場価値が高いというのはそもそもどういう状態かというと、需要と供給のバランスなんですよね。ほしい人がたくさんいるけれども売っている人が少ないという状況が当然市場価値が高い状態になっている、ということですね。なのでそういった目線で考えたときに、今の日本の転職市場、キャリアの市場というのはどうなっているのか、人材マーケットはどうなっているのか、そのうえで自分はこれからどうしていくべきなのかというところをお伝えしていきたいなというのが今日のテーマでございます。

商品価値は需要と供給のバランス

ではまずそもそも論ということで市場価値って何なの?ということなんですが、これは今お伝えした通りです。需要と供給のバランスで決まります。欲しい人がたくさんいれば、欲しい人がたくさんいて物自体が少なければ当然市場価値は上がるし、物自体の質はものすごくいいのだけれど競合他社とかが類似サービス、類似商品をたくさん作っている場合でいけば当然市場価値は下がるということです。

わかりやすい例でいけば年越しそばです。私の知り合いがスーパーで働いているんですけど、スーパーで働いていた時、年末の大晦日、そばの値段、天ぷらの値段を倍にしていると言っていたんです。なんで倍にしているの?という話だと思うんです。全く同じ、平日普通に買いに行ったら半額の値段で売っているんですけど、大みそかだけは値段が倍になる、なんでか?年越しそばをみんな食べたいからなんです。ほしい人が増えている、ただ作れる量は決まっているので市場価値が上がっている、なので金額を上げても売れるということです。

要は市場価値が高いというのは高くお金を払ってでも買いたい人がいるということなので、人材、自分自身を商品と置き換えたときに、同じなんです。要は自分という商品がいたときにたくさんお金を払ってでも、年収だけがすべてではないですけれどたくさんのお金を払ってでも欲しいという人材になりましょう。それが市場価値が高い状態にあるということです。

市場価値の高い人材とは、希少価値の高い人材

じゃあ、市場価値の高い人材というのはどういうことかというと、簡単に言い換えるといそうでいない人材なんです。かつ多くの企業が求めている人材というのが市場価値の高い人材ということです。

AIとかがそうです。AIとかは最近伸びてきているので、エンジニアが非常に求められている、ディープラーニングとかがそうです。というのがそうなんですけど、数年前でいけば、AIとかディープラーニングみたいなところがまだまだ世の中に先行していないというか、エンジニアたちが先行しすぎちゃっているので、市場としてまだ評価されていなかったんですけど、これがAI、ディープラーニングみたいなところが世の中に一般化してきた中で、今までそれをやっていた人たちが急に求められるようになってきて市場価値が上がっている。マーケットの成長に合わせてその人たちの必要性が上がってきて市場価値が上がっているということですね。

そうやって自分の価値というのはいそうでいない人材で、かつだんだんと多くの人が求めている人材になることが市場価値の高い人材なんだということをまず頭の念頭に入れていただきたいなと思います。いそうでいない人材x多くの企業が、人が求めている人材に自分がなれているのか、なれるためのステップを歩んでいるのか、ということですね。これまでのキャリアの考え方でいくと、もう終身雇用が日本の中で大前提だったわけです。一つの会社に入社をしたら、そこに長くいることによってキャリアが積みあがっていく、というのが今まででした。

ただ世の中が非常に不確実性の高い状態になってしまっているので、そもそも終身雇用なんて守れませんよという会社が出ている。大手企業でさえそれを言っちゃっているわけなので、要は長くいることによって評価がされない時代になっている、むしろ長くいることによってその会社特有の考え方とか考え方のベースみたいなものが出来上がってしまっていて、臨機応変さに欠けるから逆に評価が下がるみたいなことも今現実起きている。ということです。

市場に共通する前提「VUCA」

改めてマーケットというところを考えておくと、VUCAって何かと言うと4つの英語のアルファベットを取っているのですが、変動性(Volatility)不確実性(Uncertainty)複雑性(Complexiety)曖昧性(Ambiquity)が現代を表している言葉ということです。

よくわからないし、世の中はどんどん変わるけど、その中で成果を出せる人が求められる

なので変動性というのは変化が激しい時代ですよね、不確実性というのは想定外のことが簡単に起こる、さらに複雑性というのが何か一つのことが起こるときにもいろんな要因が絡み合った結果起きているので、曖昧性にもつながるのですが要因の分析、因果関係の分析が難しくなっている。なので想像していなかったようなことが普通に起こる時代の中で、要は手探りでやっていかなきゃいけないということですね。なのでさっき1つの会社に長くいることで逆に市場価値が下がってしまうみたいなお話をさせてもらったのですが、それはなぜかというとその会社特有の考え方みたいなところが頭のベースに凝り固まってしまっている、世の中の先が読みづらい、予測が難しい時代の中で逆に足を引っ張ってしまうみたいなことが起こる可能性があるからということです。なので今このご時世の中で求められているのは、マーケット変化が激しい中でも戦っていける人ということです。

もう1個、人材という目線で見たときに、今のご時世副業が解禁されました、シェアリングエコノミーでスキルシェアとか時間をシェアするという発想も多く広がってきているこの時代の中では、スキルや知識だけではなかなか生きていけないということで、知識はインターネットもあるので、自分で調べればわかるみたいなことも起きているわけです。専門家みたいなところの立ち位置が少し落ちてきている、ということですよね。

スキルや知識で差別化をして自分の市場価値を上げたいみたいなことを考えたときに、例えば資格の勉強をしていますとか知識の習得のために勉強していますということをやっていたとしても、それだけで飯を食っているという人たちがいるわけです。こういうタスクだったら私出来ますよとか、こういう作業だったら私出来ますということを副業でやったりとか、スキルシェアでやっている人たちがいるので、自分の市場価値、転職マーケットにおいて一番わかるのが年収を高く転職したいです、みたいなことを考えたときに、このスキルを持っているから雇ってくださいみたいなことが今後一層難しくなるということです。要は社員として雇わなくても他で補う方法を持てるからということです。

なので不確実性が高い予測不可能な時代で、かつ人材のスキルというところは簡単にシェアできる世の中になっているので、そういったマーケットの中でどうやったらいそうでいない人材x多くの企業に求められる人材になれるのかみたいなことを考えていかなきゃいけないというのがこの現代というところでございます。

複合キャリアを持つ人が求められる

さっきお伝えした通りいそうでいない人とはどんな人か、みたいな話なんですけど、一つポイントとしてあるのが複合キャリアです。キャリアを複数持っているということです。例えば私で言えば営業ということしかやっていないのですが、たぶんこれでユーチューブの編集とか動画作成が出来ますとかブログを書いているのでテキストが書けますとか、そういった形でいろんなことが出来ますみたいなことの評価が高まってきている、いろんなことをできる、すべてができなくていいんです。多動力とかもまさにそうですよね。全部が専門家ではないんだけれども、いろんなことをやっているからいろんなマーケットとか市場とか世の中ということを見れている、様々な立場で。なので様々な目線や視点を持っているので柔軟な考え方が出来ますというところがこの変動制不可欠性の高い時代では非常に求められる可能性が高いということです。

なので単一のキャリアでコツコツ積み重ねてきました、これはもちろん素晴らしいことですしそれを否定するつもりはもちろんないんですけど、自分がこれから市場価値を高めていきたいというときには複合的にキャリアを積み重ねていく、みたいなことも一つ目線として持っていただくのが大事かなあというところがポイントの1個目です。

先行者優位の構築

多くの企業が求めている人材というところをどういう目線で考えるかというところが先行者優位の構築なんですよね。

例えば最近著名な経営者の方というのは、だいたいインターネットのマーケットからなんです。インターネットマーケットで先行して走っているんです。要はインターネットが生まれた直前、生まれた直後みたいなところからずっとインターネットの市場に対してビジネスを起こしているので、インターネットのビジネスを起こしているので、インターネットマーケットが伸びているのでそのマーケットの成長と合わせて自分自身も成長している、かこの後発企業が後から入ってくるので先行者としてやってきた人が求められるわけです。そこってどんなことをやっていたんですかとか、そこでどういう失敗がありましたかとか、どういうことをやればうまくいきますかみたいな声を求められるんです。それが先行者優位なんです。

これから伸びるマーケットに属する

キャリアで考えたときに複合的にキャリアを積み上げるという目線とこれから伸びるマーケットに属しているという目線もすごく大事なポイントかなというところでございます。

利益=売上げ-費用

ここがいそうでいない人材になるためにということで、多くの企業ではどんな人が必要かという話だったのですが、世の中全体でビジネスという大きな目線で考えると、ビジネスの現場は簡単な数式で答えられます。利益を求めるのがビジネス、起業なので、利益=売り上げ-コストなわけです。なので売り上げを伸ばせるかコストを下げるか、どっちかしかないわけです、ビジネスって。

なのでその目線で考えたときに、売り上げを上げるためにコミットできるのか、コストを下げるためにコミットできるのか、どちらかなわけです。営業という目線で考えると、売り上げというところにフォーカスが当たるので、いかに売り上げを伸ばせるのかということです。

コミュニケーション能力と熱量

売り上げを伸ばすために大事なことというのが、これまでそれこそ専門性とか知識、経験みたいなところで、要は今までやってきたことを再現すれば成果が出せましたよね、という時代があったのが、そうじゃなくなってきているので、どちらかというと万能的に営業であったりキャリアであったり仕事というのは誰かとコミュニケーションを取るのが仕事なので、一つはコミュニケーション能力ということと、もう1個が熱量なんです。

ちょっと抽象的な言葉になっちゃうんですけど、結局その商材に対してその商材が好きで会社が好きだ、もっとこの事業を伸ばしたい、こういう人を助けたい、という気持ちがあるかないかというところが不確実な何かが起きてしまった、問題が起きてしまったというときに継続ができるということの根拠になるので、そういったところの熱量みたいなところは大事になってくる。逆に熱量が欠けてしまうと、こんなことがあるんだったらやめようかな、みたいな気持ちが起こって続けることが出来なくなってしまうので、今後より質を求められるのがコミュニケーションと熱量じゃないかというところが私の中で考えている形というところです。

もう1個、営業のキャリアという目線で見たときには、営業として成果を出していくという目線は自分が売るか他のメンバーに売らせるかしかないわけです。なので営業としての評価、キャリアを上げていきたいみたいな時はまず自分自身が成果を出すのか、もしくはマネジメントをして成果を出させる取り組み、仕組みを作っていくのか、どちらかというところも考え方としては持っていただく必要があるかなというところでございます。

市場価値の高い人材は「いそうでいない人材」×「でも多くの企業が欲しい人」

ということで、今お話しさせていただいた内容をまとめると、市場価値の高い人材は希少価値の高い人材で、いそうでいない人材x多くの企業が求めているほしい人、欲しい人を求めているということです。

マーケットの変化が激しい時代ということなので、豊富な経験や知識以上にコミットと柔軟の思考が求められる、もちろん経験や知識というところがあるかないかでいけばあったほうがいいです。そのあったというところを大前提のうえで、それに固執してしまうみたいな人材の価値が下がるというところがちょっと勘違いしないでいただきたいポイントです。

経験や知識を、それだけを何とか踏襲させようとするのではなくて、経験や知識を使って事業を成長させていこうとする人が求められるというところになります。スキルや経験や知識、市場価値を高めようとするのは限界が来ている。なんでかというと副業ですとかスキルシェアができるような時代になっているので、スキルや知識というのはだいたい可能なわけです。社員にお願いしなくても誰かにお願いすることが容易になってきたというところは副業が解禁になってきたということは副業したい人だけでなく、企業側も副業でお願いする選択肢が生まれているということを忘れちゃいけないということです。なんでスキルや知識だけで市場価値を高めるということがどうしても難しくなっているということがポイントになるということです。

3つ目は市場価値を高めるためにはスキルですとか知識みたいなところだけではどうしてもキャリアが上がりづらいですし、伸ばしづらいということを考えると、キャリアの掛け算をしておく、いろんな目線を持っておく方向か、もしくは先行者、これから伸びるマーケットに属するみたいなところが方法としてあるかな、というところです。

最後はどのマーケットにおいても必要なのはコミュニケーションと熱量というところで、これは変わらずかなというところです。

この点を意識いただきながら今後の自分のキャリアを考えていただくきっかけにしていただけたら、今日の動画が価値があったなというところでございます。市場価値を高めていきたいというのはだれしも思っているところだと思うんですが、ぜひこういった目線を持っていただきながら自分が今後どういうキャリアを歩んでいくのか、描いていくのかみたいなことを考えていただければというところが今日の動画の中身というところでございます。

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