今日のテーマ
子供の頃に教わった5つのルールがビジネスの成功確度を遅くする?
※こちらのページは上記Youtubeの内容を書き起こしています。
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今日は「ビジネスはルール違反せよ」というテーマでお話していきたいと思っております。ルール違反せよ、と言っても犯罪をせよ、とかそういう事を言いたいわけではなく、子供の頃に教わったルールを今一度思い出してもらって、そこに縛られすぎないようにしようね、ということが今日お伝えしたいことです。
子供の頃教わった、カンニング、フライング、パクリはだめ、満点を目指せ、最後までやりきれはビジネスでは真逆
子供の頃に教わったことにはどんな事があるかと言うと、一つはカンニングはだめ、で人の答えを見てはだめだというところです。次はフライングです。運動会やスポーツもそうですが先にスタートしてはだめです。次はパクり、自分で考えなさい、これもよく言われます。次は満点を目指せです。ルールではないですが考え方としてテストがあったら100点を目指しなさいよと言われます。最後が、最後までやり切れ、途中でやめるのは駄目だよ、とにかく最後までやりきりなさい、頑張りなさいみたいなことを言われてきた人が多いのではないか、ということです。
この5つが、子供の頃、親もしくは先生から言われてきたことで、そういう人が多いんじゃないかと思いますが、実際にビジネスの現場はどうなの?ということですが、結論から言えば真逆です。とにかくカンニングしたほうが良いですし、パクったほうがいいです、競合他社がすでに自分たちがやろうとしているビジネスをやっているとか、スタートアップで行けば、海外で先に先行して進んでいるプロダクトとかが日本になければそれを持ち込んで、みたいなことは多々あります。そうやってすでに他社がやってくれている、競合がやってくれている答えがあるわけなので、そういったものをチラチラ見てやっていくことで成功の確率は上げられるということです。
またはパクるというのも、ビジネスもパクって、もう少しここを改善すれば良くなるのに、というところを改善してあげれば、顧客によりよいサービスになるのは当然といえば当然です。ビジネスの現場で一番優先しなければいけないことです。今まで教えてもらってきたルールを完全に守る、カンニングをしない、パクっちゃいけない、自分で考えなければいけない、みたいなことをやっていくよりも、お客さんをどれだけ幸せにできるのかという方が当然大事なことです。ルール違反で社内に潜り込んでシステムをハックして情報を盗めということではなくて、そうやって子供の頃に教わってきたものを一回置いておいて、ビジネスの現場ではそういった動き方をしていただきたいと思います。
フライングとかもそうです。ヨーイドン!と言われてから動くのではなくて、先に仕込んで準備をしておいて、できるだけ早めに動くということもビジネスの現場では当たり前といえば当たり前です。なのでまずやるべきことはライバルを真似て、パクって先に動くこと、ということです。なのでカンニング上等、パクって上等、フライング上等ということです。満点でなくてはいけないのかとか、最後までやりきれという話ですが、当然最後まで行かなくてもいいです。100点満点のサービスができたらようやくスタートする、と考えてしまう人もいますが、そもそも満点かどうかはこちら側が決めることではなくてお客さん側が決めることなので、当然サービスになっていないといけませんが、ある程度サービスが成り立つ形が固まったら、今度はお客さんと一緒に進める、そんな意識でやってほしいと思います。
学校のテストみたいに一人で戦うものではなくて、相手がいて初めてビジネスや仕事は成り立つものなので、自分なりの満点を目指す動き方や働き方はどうしても顧客やニーズからずれてしまうことはよくある話です。最後までやりきる、当然継続することは大事で、簡単に諦めて成功するものは一個もないですが、事業をスタートさせてみてやっぱりこれは違うなというタイミングが出てくるかもしれないです。
わたしでいけばスタートアップのプロダクトを一個作っていたのですが、事業をピポッとしていきながらサービスの形を変えてやっていっています。たまにいくつもプロダクトを潰して、それをもとにデータを使って新しいことにチャレンジしてみたいなことをやっています。最後まで続けることによって会社がなくなってしまうことになればそれこそ意味がないので、だめだったらピポットするとか、小さく改善を重ねていくみたいなことをやるべきです。一回決めたからと言ってそれに固執しすぎるみたいなことは良くないです。
ライバルを真似てパクって先に動く
ビジネスはあくまでもスピード勝負なので、まねてパクってフライングして、かつ100点満点でなくてもリリースしてみる。リリースした後にしっかり改善を重ねて、場合によっては一回止めるということも含めて動いていけば、ビジネスの成功確率、事業の成功確率は揚がってくると思います。子供の頃教わったフライングしない、カンニングしない、パクらない、100点を取る、最後までやり切るにこだわりすぎると事業がうまくいかない、顧客にコミットした動きが取れないということが起こってしまうので、ぜひ意識しながらビジネスに取り組んでいただけると成功角度が上がるかなと言う所で今日はお話させていただきました。