営業4.0実践ゼミ活躍している営業マンに突撃インタビューをしてきました!
今回の営業マンいもさんは、1人で営業の仕組みを作って、その後スタートアップに転職。スタートアップの地獄を見てきたいもさんの経験は壮絶です。
そんな営業4.0実践ゼミメンバー、いもさんに営業の今や営業4.0実践ゼミでの体験をインタビューしてきました!
登場人物
営業4.0実践ゼミ部長 ささだ
30代 ベンチャー企業営業 いもさん
製造系の営業からスタートアップ事業へ
自己紹介ですね。いも(あだ名)と申します。今年35歳で、子どもが2人いまして、上が7歳の男の子、下は3歳の女の子です。
4歳あいていたんですね。
はい。私はこう見えて若く見られがちなのですが、私より上の人には怒られてしまいますが年齢の通りおっさんで、(←笹田談:ガチでいもさんめっちゃ若く見えます!!)
営業は、社会人になってかれこれ14、5年程やっていまして、まだまだ諸先輩に比べると勉強中です。こう見えて、実は理系で、高校で電子工学を勉強し、そこから更に大学で電子工学を勉強してという感じで、そこから一気に営業という形で真逆の分野に。
高校で学んだ分野で仕事をしたんですか。
全く関係ないジャンルですね。ガチの営業だったので、扱っているものは、製造系の会社だったので、商品のことを理解するという意味では、普通の営業と比べるとよく理解して、お客様にも技術の部分を説明したり、ケアやフォローはうまく出来たりしていましたが。
なるほど。最初そこに行って、その後がスタートアップですか。
9年やって、その後は16期ぐらいやっている会社です。その会社が、最初は二人しかいなくて、社長が62歳、もうひとりが50歳というところに一人で入っていきました。それが、前の会社の上司の奨めで、ここだったら好きなことができるよと言われて、僕も新規事業がしたかったので、このような事業をやらせてくださいという形で行って、好きにやっていいよと言われて、好きに受注をして、好きに物を買って、好きに開発して、好きに売ってという感じで、やりたい放題やっていました。
良いですね!なるほど。
結構、それなりにマーケティングが上手くいって、ウェブサイトを自分で作ったのですが、そこにリスティングやSEをかけて、ほとんど放りっぱなしでちょこちょこ手を加える程度で、月30件から50件ほど問い合わせが来ていました。大体、問い合わせがあったお客様の80%ぐらいが物を買って行ってくれるので、売上がだんだん上がっていきました。
中には面白い案件もあって、NHKから、大科学実験という番組に使うということで、使ってもらったこともあります。そこそこまとまった数字になったのですが、宇宙人みたいな恰好をしてやるのですが、僕もピンクの河童のようなジャケットを着て、サングラスをしてという変な恰好をして、一瞬映ったりしました。
今度見せてください!
結構、大手の企業にも話を頂くようになったりして、新規事業を新しくしたいけど何をしたら良いのか困っている人をサポートしながら3年ぐらいやりました。そこで、会社の既存の仕事が立ち行かなくなって、売上が半減してしまって、3人は食べられないという流れになって。僕の仕事を持って行って、事業をやるという選択肢もあったのですが、それをすると会社が無くなってしまうので、置いていくという感じでした。
その後、IT系のスタートアップに転職しました。スタートアップの肌感を生で感じようと思って入ったのですが、生すぎて、3ヵ月ぐらいでこの会社本当にやばいなという状況になってしまって、それでも、3ヵ月結構味見は出来たので、転職しようと思って、ベンチャーではありますが、安定した会社に入ってという感じです。10月で1カ月経ちました。
サロンに入ったきっかけは半年で1億円という無茶な営業目標
サロンに入っていただいたタイミングが、ちょうど前職にまだいらっしゃるタイミングでしたよね。
そうですね。ちょうど2ヵ月3ヵ月ぐらいやっていて、割と営業もそこそこ上手くいっているなという感じだったのですが、3ヵ月ぐらいで、今の赤字を補てんする売上を作れという話になって、出来るだろうという話になっていたので、そんな人がいるのかな、皆の雰囲気を聞いてみようというのがきっかけです。
グループコンサルで最初に聞いたときも、えげつない目標を聞いて愕然としました。
半年で1億円売らなければいけないという感じだったので、リードも全く0というスタートだったので、なかなか大変だなと思いました。
相当ですよね。
聞いたことないですね。超越していますよね。
無事転職も決まって、いろいろなタイミングも重なったと思いますが、サロンに入ってこんな変化があったとか、こんなことが得られましたということはありますか。
ものさしとして、営業は、5年7年程やったあたりから、ほとんど他の人と絡むこともなくなってくるので、周りの人がどのような営業をしているのだろうとか、成績をどのように出しているのかが分からなくなってきて、自分なりに必要な目標を達成するということしか出来なくなってきたんです。先ほどのように、無茶な目標でも、仮に達成できる人がいるのであれば、その人のエッセンスを取り込もうと思って参加しました。
参加いてみたところ、そのような人はどこにもいなくて、それどころか、自分よりも悩んでいる人がたくさんいました。自分は、自分なりにやれていた方だなと、安心しました。
共有、大事ですよね。
一人で抱え込まず情報共有すると見えてくる
営業は、どうしてもブラックボックス化してしまって、他の人と絡むことがどんどんなくなってしまうので、正しいのか正しくないのか分からなくなってしまうので。
もっとやるのが普通だと言われて、一人で閉鎖されていると、するしかないという感じになると思います。危険です。
若いベンチャーのごりごり営業会社は、そのような感じですよね。
私が新卒で入った会社は、他の会社に入った同期と絡むなと通達されました。
多分、情報共有すると、おかしくない?となりやすいんですよね。しかも、自分達はこんなに出来ていて、世の中に行ったら俺すごくない?と気づくわけですよね。そのときに、この給料で良いのかとか、そのようなところにすぐに気が付くと思うんです。一人でも、それなりに気が付くと思いますが、二人三人いたら、一瞬で気が付いて、皆で一斉に辞めると思います。
他の会社に行った同期と絡むな、給料の話はするな、残業時間の話はするな、というのがうちの会社の1年目のルールでした。そのころはまだ従順だったので、そうなんだ行ってはいけないんだと思って、心に閉まっていましたが、2年目から爆発しました。
そうですよね。そこを知っていると、やばいですよね。僕もなんだかんだで十数年やっていたので、たまたま前職のIT企業を3ヵ月で辞めた会社の時に、経理の女性と話す機会があって、経理系の仕事を見てあげていたときに、経理の書類にアクセスできるアクセス権を、グーグルドライブで付与してもらっていたんです。そのおかげで、会社の全経理資料が見れるようになって、辞める1ヵ月前に、会社がどうなっているのかと思って中を見ていたときに、ちょうど銀行の通帳のリストがあって、ものすごい勢いで会社の数字が落ちているのが分かって、あと少しで貯金が尽きるということが分かって、分かった時点で即辞めることを決定しました。
会社の経営状態とか、自分の給料や周りの人の給料も分かったので、社長から、今皆の給料をカットしようと思っていると言われたときに、誰々と同じ基準だからと金額を言ってきたのですが、その金額自体が、僕が見ていた金額とは違う金額を言ってきて。5万円ぐらいサバ読んだよねみたいな。
俺見ているよって。
俺知っているし。
恐ろしいですね。なかなかな会社ですよね。
すごいですよね。経理が全く出来ない社長もいるんだなと思いました。IBMのコンサル担当を5年程していた方で、法政大学の国際学部で英語もペラペラで、結構優秀な人だと思うのですが、そんな人でもこんなにザルなんだな、面白いなと思いました。
クレジットカードを焦げつかせたことがあるらしく、銀行で、会社としてお金を借りに行こう、融資してもらいに行こうとしたときに、カードを1回駄目にしたことありますよねといつも言われて、それでうまくいかないのかなという話をしていて、それですよという感じでした。
間違いないですね。
代表に対して信用がなければ、先ほどのように、すぐ辞めようとなりますよね。人数が多ければ、情報量も多くなるので。もし、そのようなことで悩んでいる人がいたら、団結した方が良いですよね。
間違いないです。スタートアップと言っても、どちらかというと、創業者の想いにどれだけ共感出来て、一緒にやっていこうと思えるかというところがなくなった瞬間、いる意味がなくなりますよね。
いる意味ないですね。このままついていったら、上場したタイミングで何千万、1憶2憶というお金がもらえるという所を目指すのであれば良いと思いますが、そこの上場のタイミングですよね。きちんとそれなりにお金がもらえるところで上場してくれたら良いですが、見誤って、いつまでもずるずるもう少し大きくしようと思っているところで、会社の売上が一気に落ちてしまって、駄目になることもありますしね。
あとは、そもそも、ほとんどのスタートアップはそこに到達することもなく、お金が無くなって死亡という形ですよね。
そうなりますよね。
ごりごり営業のスタートアップは若いうちに勉強しておけ!ただし1年で十分。
シード系のスタートアップが、次のステージに進めるのが、確か3%ぐらいですね。なかなか、10%までいかないのではないかと思います。
5%に届かなった記憶がありますね。うちももがいていますが。
なので、結構、次のステージでやっと1憶2憶というお金をもらったり、そこ自体もまだ多分、2、3割ぐらいしか生き残れないので、起業家だったらそれで良いと思いますが、従業員はそこにいきますかという話がまずあるのではないかと思います。
本当に乗っても良いんですかとなりますよね。
一つ言えるのは、ごりごり営業のスタートアップに出会えたとしたら、若いうちに勉強としてやっておくのはすごく良いと思います。ただ、1年いれば充分だと思います。
そうですね。ずるずるいる必要はないです。
そこで、皆と肩を並べて出来るようになっていたら、すぐ他のところを探したときに、大抵の会社はぬるま湯なので、どこにいってもナンバーワンになれると思います。
ありがとうございます。
今後の話で、今後このような力を付けていきたいとか、サロンでこのようなことをしたいというところを聞いているのですが、ありますか。
サロンでやっていきたいと思っているのは、結構、営業の大きい組織を作ったりしたことがないので、そのようなことが出来たら良いなと思っています。
動かす側ですか。
そうですね。自分の中で、それはあまりないかなと思います。自分ひとりのスキルは鍛えて来ましたが、10人20人を使ってやっていくというところで、自分と同じように出来る人間がたくさん出来たら良いなと思います。
ちょうど、そんなことをしようと思っているので、また別件でご相談します。
自分らしく。自分をもっと好きになって生きる。
最後にと言ったのですが、最後にサロンメンバーに一言頂いて締めだったので、一言メッセージをお願いします。
悩むことはいろいろあると思いますが、一人で悩まずに、傍にいる人に相談して、自分は一人の価値ある人間であるということを是非認識して、周りでいろいろな嫌なことを言う人も多いと思いますが、そのようなことを気にせず、自分らしく、自分をもっと好きになって生きてもらえたらなと思います。営業という仕事を通して、そこだけは忘れずに前に進んでいただければと思っています。
ありがとうございます。重みのある言葉ですね。
ありがとうございます。
最近、サークルもそうですが、人を動かしてというところを、サークル内でしたり、副業サークルのような形で、副業をしている人や副業をしたい人が多いので、サロン内で稼ぎに行くみたいなことも、ちょこちょこ手を出し始めようとしているので。
良いですね。
その辺の巻き込みを、またご相談します。では、いい時間なので。ありがとうございました!
ありがとうございました!
インタビューを終えて
[char no=3 char=”ささだ営業部長”]やりきった経験から鋭い視点でアドバイスや意見をくれる頼れる兄さん いもさん!メンバーもキャリアや転職の相談をしたり、色々サポートしてもらっています!新しいキャリアもスタートして、これからも引き続きよろしくお願いします![/char]今回インタビューしたいもさんはFACEBOOKを中心に活動しているサロン「営業4.0実践ゼミ」のメンバーです。
サロン「営業4.0実践ゼミ」に参加したメンバーは、質問したり、交流会を開いたり、達成目標をシェアし合ったりと積極的に活動しています。
受け身ではなく、実践してこそのサロンです。
また、営業は10人いれば10人の営業ノウハウがあります。
他社・他業種の営業実態を知る機会はめったにありません!これは「営業4.0実践ゼミ」ならではの醍醐味です!
営業の悩みを抱えているなら「営業4.0実践ゼミ」に参加しませんか?